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アロエ(蘭: ''Aloë'')はツルボラン亜科アロエ属の多肉植物の総称。現在までに500種以上が知られている。南アフリカ共和国からアラビア半島まで広く分布するが、とりわけアフリカ大陸南部、およびマダガスカル島に集中し分布する。 古くはアロエの「ロエ」を漢字で音訳(当て字)した「蘆薈」の読みを変えた、「ろかい」と称した。琉球方言ではこの漢字の中国風の発音「るふぇー」と称する。 日本には鎌倉時代に伝来したとされ、現在はキダチアロエ(''Aloe arborescens'')が九州、瀬戸内海、伊豆半島、房総半島などの海岸に逸出し帰化している。流通しているものとしてはキダチアロエの他にアロエベラが多く、その他アロエ・サポナリア、アロエ・不夜城など多くの品種が食用のほか観賞用として栽培される。 アロエ属の科は分類体系によって変遷しており、APG体系の第3版ではススキノキ科とされている。過去にはユリ科、アロエ科、ツルボラン科とされたことがあった。 アロエ属の最大品種はアロエ・バーベラエ (''Aloe barberae)'' で 高さ18mにもなり、花茎は三叉に分岐、ピンクの花をつける。逆に、最小のものはアロエ・ディスコイングシー (''Aloe descoingsii)'' で最大でも数cmにしかならない。 == 形態 == 葉はふつう肉厚でロゼット状であるがしばしば扇状であったり肉厚が薄いものも存在し、CAM型光合成を行う。花被は6弁が合着し管状で朱色ないし黄色。雌蕊1つに対して雄蕊は6つある。花序は総状花序で花茎は数cm~1mに伸びる。花粉は主にタイヨウチョウ科の鳥が媒介する。 茎は目だった茎を持たないものから高く伸びるもの、めったに分枝しないものから多数に分枝するものまで多様である。 高木状に成長する種では幹の皮層の内側に維管束形成層が生じ肥大成長を行う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アロエ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aloe 」があります。
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