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ロケットパンチ : ミニ英和和英辞書
ロケットパンチ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ロケットパンチ : ウィキペディア日本語版
ロケットパンチ

ロケットパンチは、永井豪漫画及びそのアニメ化作品『マジンガーZ』に登場する人型ロボット・マジンガーZが装備する武器の1つであり、腕の先が本体からはずれ、ロケット噴射により飛んでいくものをいう。
また、アニメや特撮などに登場する戦闘用人型ロボットが使用するこれと似た武器も、一般的にロケットパンチと呼ばれることがある。
== 概要 ==
この武器の特徴は、通常以下のようなものである。
* ロボットの肘(あるいは手首)から先が、パイロットの掛け声と共にロケット噴射で敵に向かって飛んでいく。
* ある程度の操縦が可能。
* ロケット推進による大質量兵器であり、炸薬が無い(炸薬があると飛ばした腕を再利用できなくなる為)。
* 敵に命中した後は自動的に戻って来る。
 * 『電人ザボーガー』の「チェーンパンチ」や『特捜ロボ ジャンパーソン』の「ワイヤーパンチ」、『コードギアス』の「輻射波動腕」のように、拳と上腕部をワイヤー等で繋いだままにすることでこの機能を説明するものもある。
なお、戻る機能がないものや、誘導機構を持たないものも多い。『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の初期では別の小型機が回収してロボットに戻していた〔中期以降ではフック付きワイヤーで自己回収している。〕。
欠点として腕そのものを飛ばすため、その間は腕および腕で使用する武器を使えない点がある〔拳で殴ることが出来なくなるのは当然として、グレートマジンガーだとマジンガーブレード、グレートブーメラン、サンダーブレークが使えなくなる。〕。特に飛ばした腕を捕らえられたり破壊されたり等で戻って来れない場合はその欠点が大きく露呈する。
これとは別に、腕の伸縮によるパンチを行うものもある。例としては『装甲騎兵ボトムズ』のアーマードトルーパーに組み込まれたアームパンチ機構、『創聖のアクエリオン』のソーラーアクエリオンが放った無限拳など。なお『ジョジョの奇妙な冒険』第1部「ファントムブラッド」では、関節を外すことにより腕を伸縮させてパンチを行う「ズームパンチ」という技がある。『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィ(ゴム人間)や『ストリートファイターII』のダルシムヨガの関節外し)など、ロボットでなくても腕を伸縮させてパンチを行えるキャラクターは多い。
他には、『地球防衛企業ダイ・ガード』のダイ・ガードや『真マジンガー 衝撃! Z編』のゼウスは元々ロケットパンチを持たないが、壊れたり切り落とされたりした片腕を投げつける荒業を使い、それを「ロケットパンチ」と呼んでいた(もともと上記の例は漫画版のパトレイバーで戦闘中に泉野明が咄嗟の機転で損傷して外れたイングラム1号機の腕を拾って投げつけたものを「ロケットパンチ」と呼称したことが元祖で上記の例もそれに由来する)。ギャグ作品だと「ロケットキック」と叫び脚を投げつけるものも存在する。また、『パシフィック・リム』のジプシー・デンジャーが用いる「エルボー・ロケット」は、通常のパンチの威力を強化する為にロケットエンジンを用いるものであるが、これも日本語吹き替え版では「ロケットパンチ」と呼ばれている。『妖怪ウォッチ』のロボニャンは射出した腕を落下地点まで移動し自ら回収している。
ロケットパンチ的な武器を持つロボットの元祖ともいえるものは横山光輝の漫画版『ジャイアントロボ』第二部に登場した敵ロボットGR2である。当時は正式名称がなく、『週刊少年サンデー』における特撮版ジャイアントロボの巻頭カラーグラビアのイラストで「強力プレス手」と紹介されていた。
『マジンガーZ』のロケットパンチは番組及び関連玩具が大ヒットした要因の一つに数えられ、主役ロボット・マジンガーZを体現する武器の一つとして挙げられる。アニメのOP曲でも「とばせ鉄拳 ロケットパンチ」と歌われている。『Z』から続く一連のマジンガーシリーズでも、この武器の特徴を受け継いだ腕を飛ばして攻撃する武器はアレンジされつつ、様々な作品に登場していくことになった。巨大ロボットに限らず、上記のザボーガー等等身大ロボットが使用した事例もある。
また、この武装は玩具のギミックとしても広く使われ、設定でこの装備が存在しないロボットや等身大ヒーロー、場合によっては生身の人間キャラクターであっても、過去の玩具ではバネの力で発射されるロケットパンチを持つものが多数存在していた〔『機動戦士ガンダム』のテレビ放映時にクローバー社から発売された合金玩具ガンダムにも拳部分を発射する機構が組み込まれていた。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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