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ロココ建築(-けんちく、Rococo architecture)は、主に宮廷建築で用いられた後期バロック建築の傾向を指すもので、独立した建築様式ではない。室内装飾に特徴がある。ヨーロッパのバロック建築最盛期の後、18世紀フランスに始まり、各国に伝わった。 == 概要 == ロココ(Rococo)はフランス語のロカイユ(rocaille 岩)に由来する。バロック時代の庭園に造られた洞窟(グロッタ)に見られる岩組のことであった。それが転じて、1730年代に流行していた、曲線を多用する繊細なインテリア装飾をロカイユ装飾と呼ぶようになった。イタリアの貝殻装飾に由来すると考えられているが、植物の葉のような自由な曲線を複雑・優美に配したものである。ロカイユ装飾が天井周りに多く使われ、壁と天井の境界が明確でなくなるのがロココの特徴である。大規模・重厚なバロック宮殿よりは、小規模なサロンを好む繊細な趣味が基調にある。 18世紀初めのフランスに始まり、ドイツ、ロシアなどヨーロッパの宮廷で採用された。ドイツのロココ装飾の教会堂もある。室内装飾が主で、独自の様式というよりは、バロック建築の一変形とも見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロココ建築」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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