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『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』(ふつうのじょしこうせいがろこどるやってみた)は、小杉光太郎による日本の4コマ漫画作品。『まんが4コマぱれっと』(一迅社)2011年10月号から12月号までゲスト掲載された後、2012年4月号より連載中。 2014年にテレビアニメ化され、7月から9月にかけてTBSテレビ他にて放送された。 == ストーリー == ; 一年目・春 : 地方の小都市・流川市に住む女子高生・宇佐美奈々子は市役所に勤務する叔父に懇願され、町おこしを目的とした動物園でのステージショーに出ることとなった。そこで出会った高校の先輩、小日向縁もステージに出演するという。縁のアドバイスもあって無事にステージをやり遂げた奈々子は、これをきっかけに縁とコンビで流川市をPRするローカルアイドル(ロコドル)「流川ガールズ」としてイベントやケーブルテレビへの出演などの活動をこなし、市民の血税から生まれた報酬(時給1000円)を得るようになる。 : 着ぐるみの作成が遅れていたゆるキャラ「魚心くん」と中の人を担当する三ケ月ゆい(起案そのものはロコドルと同期)と、叔父の部下である西深井沙織がマネージャーとして加わり、プロジェクトは本格化する。 ; 一年目・夏 : 奈々子たちの通う流三女子の制服が夏服に替わった頃、沙織の発言で将来について語りあった奈々子たちは「全国テレビデビュー」という目標を立てる。その10秒後、魚心くんが「全国ゆるキャラ大運動会」にエントリーしたと沙織から連絡があり、バーターながら流川ガールズも出演するため、全員での全国デビューがあっさり実現した。 : 3人で地元の神様に必勝祈願と言いつつも、3人とも勝つことは祈らずに迎えた大運動会当日。流川市のアピールタイムでは、相変わらず「なにゃこ」と噛んでしまった奈々子はさておき、魚心くんは相手の自滅が連続し、4位での予選突破となった。決勝戦(後半戦)で、トップのたまホッシーくん(従来のデザインを無視して国体レベルのマッチョが中の人)と対戦した魚心くんはムーンサルトプレスでこれを破るも、ゆいの体力が続かず最終競技は棄権する。4位でのフィニッシュとなり、そのまま優勝したたまホッシーくんを唯一破ったことで敢闘賞を受賞した。しかし、奈々子たちはまるで優勝したように大喜びする。 : 後日、奈々子が噛んでしまう姿や魚心くんの勇姿が全国テレビで放送される。 : (単行本第1巻ここまで) ; 一年目・秋 : 流三女子が冬服に戻る頃には、市内でのさまざまな活動を経て、流川ガールズと魚心くんは流川市民に着実に支持されるようになってきた。3年生のゆいには進路や卒業の都合で時間の制約ができることと、運動会用に作成した軽量化魚心くんを有効利用するため、中の人の増員が決められ、流三女子1年の名都借みらいがメンバーに加わる。そのみらいと同中の奈々子の友人野田からの懸念で、自分(たち)がロコドルに選ばれた理由を叔父に問い詰める奈々子は「無難で安全、あと俺の姪だから」との説明にショックを受けるが「だがベストの人選だと思っている」とも激励される。 : 沙織から、今度は流川ガールズをメインとする「ろこどるサミット(アニメではろこどるフェスタ)」への参加を打診されると、奈々子は即決で快諾。しかし、そこで披露する曲を自分たちで作ることも求められ、奈々子はメインの作詞担当となった。まず詞ができてから、というプレッシャーに日頃からボケ体質の奈々子は物理的にボロボロになるほど動揺するが、野田たちの助言に心機一転し、縁のサポートの甲斐あって詞を書き上げる。さんざん待たせた挙げ句みらい・縁・ゆいがあっさり修正・作曲・振付を完成させるので頭を抱えた奈々子だったが、完成した新曲は沙織が聞き惚れるものだった。 : 叔父は大々的に発表しようとするが、奈々子たちは広報よりも地元への感謝と貢献を優先し、直後のイベントで発表したいと懇願し、叔父もそれを認める。 : (単行本第2巻ここまで。アニメ版はこれ以降は事実上のオリジナルストーリー) ; 一年目・冬 : 普段の衣装(半袖)ではステージが辛い季節になり、奈々子のデザインで流川ガールズに新しいコスチュームが手配された。これにより、寒季での屋外ステージも可能になったことで、沙織はかねてから温めていた、市外への遠征ライヴ計画を決行する。流川市が市外で行う出展イベントに同行することで市の予算で交通費を賄いつつ、ステージでの経験を積ませる日帰り遠征で、奈々子たちは現場で流川市の特産品の販売も行った(時給も出た)。 : 市外のロコドル、グラスキュートや日立木たま子と出会い、自分のロコドルとしての拙さにしょげる奈々子だったが、縁に励まされて調子を取り戻し、堂々とステージに立った。 : ろこどるサミットの日を迎え、市外遠征を経て成長した(主に物販スキルが)流川ガールズは悪夢にうなされながら現地入りする。ゆいやみらい、野田たちや奈々子の両親、海外から縁の兄まで駆けつけ大応援団が見守る中、自分たちで作った新曲を歌いきった奈々子たちは、その応援団もステージ上に招き入れて流川市歌(アニメの『あぁ流川』とは違う歌)を全員で熱唱。入賞は逃したものの、共に歌った流川市民は満足して奈々子たちを迎えている。 : 12月24日、期末テストが終わった奈々子と野田たちは、野田の家でクリスマスパーティーを開く。パーティー最後のイベントとして、奈々子はサンタの衣装で、25日が誕生日の縁宅へ送り出されるが、パーティー前に買っていた縁へのプレゼントを野田宅に忘れてしまう。ロコドルとして有名にはなっても中身は相変わらずボケ気味の奈々子に、野田たちは安堵した。本人不在の縁宅前でプレゼントを忘れたのに気づき、縁とも連絡がつかず一旦戻ろうとした奈々子だったが、帰宅してきた縁に遭遇。屋内に招き入れられた奈々子は、日付が変わっていたので言葉だけでもと祝意を伝え、そのまま二人で朝まで楽しく過ごす。朝になって、ゆいとみらいが縁のマンションを訪れ、奈々子の忘れたプレゼントを持って野田たちも合流し、改めて全員で縁の誕生日を祝った。 : 年が明けた後、みらいたちに応援されつつ、声優養成所の試験を受けたゆいはこれに合格。流三女子校も卒業したことで、筆頭を解いて現場に出るように。 : (単行本第3巻ここまで) : (なお、同じ時期にグラスキュートのリーダー伊勢見りのんは大学卒業、グラスキュートも脱退し上京。ゆいと同じ声優養成所に通い始めた) ; 二年目・春 : 連絡ミスから沙織・縁・ゆいを欠いてのステージとなったが、ゆいに体力で劣るみらいをフォローしつつ一人でもステージをやり遂げた奈々子に、叔父は時給50円(日当換算で400円)アップを決定した。後日、今度は奈々子とみらいを休ませ、縁とゆいと沙織でイベントをこなしている姿を目の当たりにした、野田に連れ出された奈々子と合流したみらいは、自分たちももっとしっかりしようと反省する。しかし、自己評価はどうあれ奈々子が努力している姿を見ていた野田は、自分には向かないと一度は断った生徒会に、奈々子に刺激され志願入りする。 : 別々の仕事が入ったり、学校での昼休みは野田たちを優先したりで、本人曰く「ななちゃん成分」が不足していた縁は、自分の誕生日を祝ってもらったお返しにと、奈々子の誕生日を盛大に祝おうと計画する。直接打診された奈々子はケーキや小物など無難なレベルで収めたがったが、沙織のバックアップの下、奈々子の誕生日サプライズイベントの準備が始まった。流川市内に広報はなされた模様だが、奈々子本人は「市の予算で個人の誕生日を祝ったりしないだろう」と楽観していたため、まったく気づかずに当日を迎えている。 : 流川ガールズのステージイベントが終わり、一度退場してお色直しした奈々子はステージに戻され、帰っていなかったお客さん達と対面。来場者は奈々子に誕生日プレゼントを渡し、奈々子は笑顔と握手で応える、お渡され会(縁命名)が開催された。野田たちや菫や両親、和菓子屋のご主人や市外から駆けつけたグラスキュートのリーダーなどなどに、盛大に祝福された奈々子は、驚きに放心しつつも感謝の言葉を伝え、お渡され会は賑々しく終了。縁はケーキも用意しており、サイズこそウェディングケーキにはならなかったが、奈々子と二人で入刀している。 : 笑顔の奈々子に太田がプレゼントとして渡したのは、市内屈指の大きさを誇る流川市民文化会館を会場とした「流川ガールズ一周年ライブ」の企画書だった。演目は奈々子たちに委任するとのことで、縁と二人で話しあうもアイディアがまとまらず、美里の提案で合宿することになった。縁宅にみらいも交えて泊まり込み、一周年ライブの演目などを相談。最終日が誕生日だったゆいも合流して、それを祝いつつ楽しく、だが真面目に打ち合わせた。 : そして迎えた一周年ライブ当日。もはや恒例で「なにゃこ」と噛んだご挨拶で始まり、魚心くんを交えての劇(みらい脚本)や生ライブは、演じた当人たちは緊張で客もあまり見えていなかったが、流川市内外から集まった観客は老若男女を問わず熱狂。大盛況で幕を下ろした。が、「お客さんと触れあってこそろこどる」と奈々子が言いだし、会場から帰る客を流川ガールズと魚心くんがお送りする追加イベントを行い、熱気醒めやらなかった客たちと直接触れ合った。 : 祭りが終わり、共に過ごした一年は、縁がパートナーだったから続けられたと告白する奈々子に、縁も笑顔で応えた。 : (単行本第4巻ここまで)〔単行本第4巻が終わっても、流三女子はまだ衣替えしておらず、2年目・春が終わっていない。これは「学校生活の描写が増えた(4巻あとがき)」ため、4巻収録分には39話・40話のような流川ガールズがほぼ不在の回(奈々子はいずれも1ページ、40話の縁に至っては1コマしか出ない)があり、メインストーリーの進行ペースが落ちたのが原因である。〕 : (連載中) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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