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ロジェ気球(ロジェききゅう、Rozière balloon)とは、乗用気球の一種で、ガス気球と熱気球の機能を一体化した複合気球である。「ロジェ」という名は、初めてこの複合気球での飛行に挑戦したフランス人、ピラートル・ド・ロジェの名前にちなんだもので、ロジェ気球はロジェール(Rozière)とも呼ばれる。 == 概要 == ロジェ気球は、水素やヘリウムガスによる静的浮力で浮揚するガス気球と、熱源により気嚢内の空気の密度が外部の空気の密度より小さくなることによる浮力を利用した熱気球の機能を一体化した複合型気球である。 従来の有人のガス気球の操縦に見られる浮揚ガスの放出やバラストの落下などの操作を行わずに熱気球のバーナーの操作で高度を保つことができる特徴を持つ。 浮力の多くをガス気球でまかなえ、熱気球の燃料の消費量を抑えることができることから、数日から数週間の飛行に適した気球とされる。 現在ではロジェ気球は世界一周などの長期の無着陸滞空飛行のために用いられ、使われるガス気球部のガスには不燃性のヘリウムガス、熱気球部の燃料にはプロパンガスが主に使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロジェ気球」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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