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ロジャヴァ
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ロジャヴァ
ロジャヴァあるいは西クルディスタン(、は西の意)はシリアの北部から北東部にかけて広がる事実上の自治区〔The secret garden of the Syrian Kurdistan 〕。2013年11月、ロジャヴァ作戦(Rojava campaign)の中で事実上の自治権を獲得、直接民主制、男女同権、持続可能性を原則とした社会を築いた。ロジャヴァは3つの隣接しない行政区画からなる。東からジャジラ(Jazira)、コバニ(Kobani)、アフリン(Afrin)である。ロジャヴァはシリアからは公式に自治権を認められておらず、そしてISILとは交戦状態にある。 クルド人は一般的にロジャヴァを、クルディスタンを4つに分けた1地域としてみている。すなわちトルコ南東部(北クルディスタン)、イラク北部(南クルディスタン、狭義の「クルディスタン地域」)、イラン西部(東クルディスタン)にロジャヴァ(西クルディスタン)を加えた4地域である〔''Kurdish Awakening: Nation Building in a Fragmented Homeland'', (2014), by Ofra Bengio, University of Texas Press〕。クルド人が多数派を占める地域ではあるが、ロジャヴァ・クルディスタンの政府や社会は、民族的・宗教的な多様性を保持している。 ==地理==
ロジャヴァはチグリス川の西にトルコ国境に沿ってひろがる。カントンと呼ばれるロジャヴァの3つの行政区画(ジャジラ、コバニ、アフリン)は緯度36度から北へ0.5度の範囲に収まっており横一列に並ぶ。ジャジラは、南東ではイラクのクルディスタンと接する。その他の国境に関してはシリア騒乱のただ中で確定していない。他のクルディスタンから隔絶された山岳地帯、クルド山地(Kurd Dagh)にもクルド人が居住している。これがクルディスタンの最西端となり、20キロ圏内に地中海を臨む。東の方ではアザズ(Azaz)の山岳地帯にもクルド人が、カルケミシュとイドリブにはクルド系の少数民族が暮らす。ステファン・スパール(Stefan Sperl)はこれらの地域がアンティオキアへの通り道にあたることから、クルド人の定住が始まった時期をセレウコス朝の時代にもとめている。初期のクルド人は傭兵や弓騎兵を生業としていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロジャヴァ」の詳細全文を読む
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