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ロジャーズ・センター : ミニ英和和英辞書
ロジャーズ・センター[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ジャー : [じゃー]
 【名詞】 1. jar 2. (n) jar
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロジャーズ・センター : ウィキペディア日本語版
ロジャーズ・センター[ちょうおん]



ロジャーズ・センター()は、カナダオンタリオ州トロントに所在する世界初の可動式屋根付き多目的スタジアムトロント・ブルージェイズMLB)及びトロント・アルゴノーツCFL)のホームスタジアムである。また、大規模な国際会議、展示会、コンサートなどの会場としても使用されている。1989年に開場した当初は、市民からの公募を経てスカイドーム(''SkyDome'')と命名されたが、2004年11月、ロジャーズ・コミュニケーションズによる買収に伴い、2005年2月から「ロジャーズ・センター」に名称変更した。
== 略史 ==
旧称スカイドームは、1986年4月に起工、約3年の工期の後、1989年5月に完工した。設計は、ロッド・ロビー(Rod Robbie)とマイケル・アレン(Michael Allen)が行い、トロントのエリス=ドン建設(Ellis-Don Construction)が建設工事を施工した。建設費用は総計約6億カナダドルにのぼり、費用はカナダ政府、オンタリオ州政府及び30社からなる企業連合体が負担した。名目上は多目的スタジアムとして計画されたが、実際には、トロント・ブルージェイズが新球場を必要としていた事が、スカイドーム建設の決め手となった(1989年までブルージェイズは手狭で老朽化したエキシビション・スタジアムを本拠としていた)。
スカイドームのこけら落としは1989年6月5日、5万数千人を集めて客席は満員にふくれあがったものの、ホームのトロント・ブルージェイズはミルウォーキー・ブルワーズに 3 - 5 で敗れた。しかし、その後のブルージェイズが好成績を収めたこと(1989年地区優勝、1991年リーグ優勝、1992年1993年ワールドシリーズ優勝)と当時最先端だった斬新な施設の相乗効果で、スカイドームは1991年にシーズン観客数400万人以上を集めたメジャーリーグ初のスタジアムとなった(その後1993年まで400万人以上を継続した)。このようにスカイドーム最初の5年は成功したスタジアムとしての評価を受けていた。
こうした華やかな話題の一方で、スカイドーム建設に出資した30社の企業連合体が、巨額の債務に苦しみ続けており、多数の観客を集めていた1990年代初期でさえ、政府から巨額の資金援助を受けていた。1990年代中盤からは、ブルージェイズの不振もあって資金回収が滞っていき、企業連合体によるスカイドーム運営会社は1998年にとうとう経営破綻してしまった。その後、スカイドームの経営は、アメリカシカゴの投資グループ、スポーツコ・インターナショナル(Sportsco International)が一旦継承することとなった。
2004年秋、ブルージェイズの親会社であるロジャーズ・コミュニケーションズが、スポーツコ・インターナショナルからスカイドームを買収した。買収金額は、建設費用の5%に満たないわずか2,500万カナダドルに過ぎなかった。
2005年2月、ロジャーズ・コミュニケーションズが3年契約でスカイドームからロジャーズ・センターへ名称変更することを発表した。この名称変更には、スカイドームの名称に愛着を持つトロント市民・報道陣を中心に批判の声があがり、その後も「スカイドーム」と頑なに呼び続ける人々も存在する。しかし、買収後のロジャーズの動きは積極的で、最新技術による大型ビデオボードの更新やフィールドターフと呼ばれる天然芝に近い人工芝の敷設など、スタジアムの魅力の再構築に努めている。
2005年5月には、トロント・アルゴノーツとの間でロジャーズ・センターを以後15年使用する合意がなされた。これにより、アルゴノーツは2020年までロジャーズ・センターを本拠とする事になるが、アルゴノーツ側は5年ごとに契約更新するかどうかのオプションが与えられている。同時にアルゴノーツは、ヨーク大学に建設中の新スタジアムへ移転しないことも発表した。
なお、1989年の開場当時からトロント・ブルージェイズ及びトロント・アルゴノーツのホームスタジアムとして使用された他、1995年に創設されたトロント・ラプターズNBA)も1999年までスカイドームを本拠としていた。
2008年以降、NFLバッファロー・ビルズの公式戦を年間1試合程度開催することが発表された。
2010年から巻き取り可能な天然芝に近い人工芝、アストロターフ・ゲームデイグラス3Dに張り替えられた。
2012年2月、ロジャーズ・センターの天然芝化が検討されていることが明らかになった。
2015年2月、ブルージェイズのポール・ビーストン(Paul Beeston)球団社長から、2018年シーズンより、ロジャーズ・センターは天然芝化される旨が発表された。これによりMLB30球団の中でグラウンドが人工芝なのは、密閉式ドームトロピカーナ・フィールドのみとなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロジャーズ・センター」の詳細全文を読む




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