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ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters, 1943年9月6日 -)は、イギリスのケンブリッジ出身のミュージシャン、作曲家、ベーシスト。元ピンク・フロイドのメンバー。 == 人物 == 父親は、第二次世界大戦時(1944年)にイタリアのアンツィオで戦死しており、父親の姿を見たことがない。そのことは、彼の人間形成や曲作りにも大きな影響を及ぼしている。母親は共産党員だったため、非常に反政府・反米の思想が強く、そのことが原因で、幼い頃に周囲から避けられていたという経緯もある。そうした背景から、ウォーターズの描く歌詞の内容は極めて左翼的であり、自身を社会主義者であると公言している。 非常に気難しい性格で知られており、音楽制作に関しては偏執的なまでのこだわりを見せる。いわゆる完璧主義者であり、アルバムのコンセプトに合わないと思ったら、どんな名曲でもあっさりと切り捨ててしまう。また、マスコミ嫌いでもある(これは他のフロイド・メンバーも同様)。 尊敬するアーティストとしては、ジョン・レノンやニール・ヤング、ボブ・ディランの名前を挙げている。ボブ・ディランについては、後に「天国の扉」をカバーしている。ジョン・レノンについては、『ジョンの魂』を愛聴するなど深く傾倒していた。 また、自身より後の世代のミュージック・シーンには疎かったが、ピンク・フロイドと比較されることが多いレディオヘッドのように、自身に影響を受けたと語る後進のアーティストに対しては素直に喜びを語っている。 ピンク・フロイドのメンバーとは、自身の脱退以来疎遠な状態となり、デヴィッド・ギルモアとリチャード・ライトとは犬猿の仲であった(「LIVE 8」での競演以降はある程度和解したようである)が、ドラムスのニック・メイスンとは比較的友好な関係にある。 2010年7月にはデヴィッドの誘いを受けて、パレスチナの将来を担う次世代の青少年に希望を与えるための活動をしている団体のチャリティーコンサートでデヴィッドと仲睦まじく共演した。その際にデヴィッドから「チャリティーコンサートに出演してくれたら、ザ・ウォールのコンサートで演奏してもいい」と言われ、それは2011年5月12日に実現した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロジャー・ウォーターズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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