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ロスチャイルド財閥 : ミニ英和和英辞書
ロスチャイルド財閥[ばつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ざい]
  1. (n,n-suf) fortune 2. riches 
財閥 : [ざいばつ]
 【名詞】 1. zaibatsu 2. plutocrats 3. financial clique 4. chaebol (Korean) 
: [ばつ]
  1. (n,n-suf) clique 2. clan 3. faction 

ロスチャイルド財閥 ( リダイレクト:ロスチャイルド家 ) : ウィキペディア日本語版
ロスチャイルド家[ろすちゃいるどか]

ロスチャイルド家(Rothschild、「ロスチャイルド」は英語読み。ドイツ語読みは「ロートシルト」。フランス語読みは「ロチルド」〔横山(1995) p.59〕。)は、ヨーロッパの財閥、貴族。門閥として名高い。ロマノフ家とはHubert de Monbrison (15 August 1892 – 14 April 1981) の三度にわたる結婚を介して家族関係にある〔広瀬隆 『地球のゆくえ』 集英社 1994年7月 系図15〕。また、ベアリング家ともギネス家を介してやはり家族関係である〔広瀬 前掲書 系図1〕。モルガン家ゴールドシュミット・ファミリーとも親密であり、広範なビジネスコネクションをもつ。
== 概要 ==
18世紀後半にドイツフランクフルトゲットー(ユダヤ人隔離居住区)(ユダヤ人隔離居住区)出身のマイアー・アムシェル・ロートシルトが銀行家として成功し宮廷ユダヤ人となった。彼の五人の息子がフランクフルト(長男アムシェル〔五人兄弟で唯一、トゥルン・ウント・タクシス家が所有するレーゲンスブルク宮殿(ザンクト・エメラム修道院)に入り、郵便事業の経営に参画した。〕)、ウィーン(二男ザロモン)、ロンドン(三男ネイサン)、ナポリ(四男カール)、パリ(五男ジェームス)の五か所に分かれて銀行業を拡大させた。二男と五男は鉄道事業へ出資をして創設に関わった〔それぞれオーストリア北部鉄道北部鉄道 (フランス)〕。この他、一家はスペインのMZA鉄道(マドリード・サラゴサ・アリカンテ鉄道)と上部イタリア鉄道 Società per le Ferrovie dell'Alta Italia もファイナンスした〔それぞれの出典。MZA, SFAI の順。
:Miguel A. López-Morell, José M. O’Kean The Rothschild House business network in Spain as an example of entrepreneurial decision-taking and management structure 2016年1月閲覧
:C Ciccarelli, Alessandro Nuvolari TECHNICAL CHANGE, NON-TARIFF TRADE BARRIERSAND THE DEVELOPMENT OF THE ITALIAN LOCOMOTIVES INDUSTRY, 1850-1913 2014 p.6.〕。近代化しつつあった郵便事業にも関わっていた。
やがて、フランクフルト家、ウィーン家、ナポリ家は絶家した。フランクフルト家の銀行は1901年にディスコント・ゲゼルシャフトに吸収された。
ロンドン家とパリ家は現在まで残っている。両家は日露戦争のころ日本政府へ巨額を貸し付けた歴史をもつが、それでさえ普仏戦争の賠償シンジケートに比べると彼らの仕事では小さい方である〔日露戦争のポンド建て借款は考えずに各戦争の4億3432万8700フランと50億フランを比較したもの。数値の出典は各戦争の記事に添えた。〕。とはいえ、ロンドン家のシンジケートは関東大震災後の復興融資を通して日本経済に深く浸透した〔1924年2月募集の、6.6%利付1億5000万ドルと6%利付2500万ポンド国債。引受銀行はドル建ての方がJPモルガン、ニューヨークシティ・ファースト・ナショナル、クーン・レーブナショナル・シティホープ商会横浜正金銀行。ポンドの方がロンドン家N・M・ロスチャイルド&サンズの他、香港上海銀行、ベアリング家、モルガン・グレンフェル、横浜正金銀行、ウェストミンスター銀行シュローダー銀行
:日本興業銀行 『日本外債小史』 同行外事部 1948年 4章2節1〕。また、両家はそれぞれイングランド銀行フランス銀行に対して一定の影響力をもった。加えて、イギリス国家事業であるケーブル・アンド・ワイヤレスの経営に助言したり、地中海クラブを所有したりした。
現在N・M・ロスチャイルド&サンズが、M&Aのアドバイスを中心とした投資銀行業務と富裕層の資産運用を受託するプライベート・バンキングを行っている。一方、リオ・ティントイメリーズという大規模な工業事業も支配した〔''The Rio Tinto Company: an economic history of a leading international mining concern'', Charles E. Harvey (1981), page 188〕〔''Return of the Rothschilds:
the great banking dynasty through two turbulent centuries'', I.B.Tauris, 1995, Herbert R. Lottman, page 299〕。イメリーズは2008年現在グループ・ブリュッセル・ランバートの筆頭株主である。鉱産資源は19世紀末ごろから本格的に開発している。 

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロスチャイルド家」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rothschild family 」があります。




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