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ロストフ・ナ・ドヌ(, ''Rostov-na-Donu'')は、ロシアのロストフ州の州都。ドン川の下流河畔の丘上に開かれた町で、アゾフ海の付け根・タガンログ湾郊外に位置する要衝である。1735年にアゾフ一帯を併合したロシア帝国によって1749年に建設された。 町の本来の名前である「ロストフ」に付加された「ナ・ドヌ」とは、ロシア語で「ドン川にある」という意味で、ヤロスラヴリ州にある同名のロストフの町(ロストフ・ヤロスラフスキー、大ロストフとも)と区別するためである。ヤロスラヴリのロストフは歴史の長い古都だが、ドン川のロストフのほうが大きな町であり世界的にも有名で、単にロストフと呼ぶ場合はロストフ・ナ・ドヌを指す場合も多い。 人口は1,115,000人(2015年)〔〕。1989年ソ連国勢調査では1,019,305人、2002年全ロシア国勢調査では1,068,267人だった。 == 地理 == ロストフ・ナ・ドヌ市中心部は首都モスクワから南東へ鉄道で1,076キロメートルの距離に位置している。東ヨーロッパ平原の南東部にあり、東西に流れるドン川の右岸(北岸)に市街地が広がっている。ドン川の河口からは東へ46キロメートル遡った地点になる。市の南西の郊外はドン川の三角州になっており、ドン川の対岸(南岸)にはバタイスク市街が、その西にはアゾフの町がある。 ロストフ・ナ・ドヌの気候は大陸性気候だが穏やかな部類に入る。冬は比較的穏やかで、1月の平均気温は-4.4度である。夏は暑さが続き、日差しも強い。7月の平均気温は25.9度に達する。年平均気温は9.6度、これまでの最低気温は-31.9度で、最高気温は39.8度。年平均降水量は600ミリメートル〔〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロストフ・ナ・ドヌ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rostov-on-Don 」があります。 スポンサード リンク
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