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ロストワールドもの : ミニ英和和英辞書
ロストワールドもの[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロストワールドもの : ウィキペディア日本語版
ロストワールドもの[ちょうおん]

ロストワールドもの()は、ファンタジーまたはサイエンス・フィクションのジャンルの1つで、時間的・場所的に隔絶された新たな世界を発見することをプロット上の要とする。ヴィクトリア朝後期の騎士道物語のサブジャンルとして始まり、今も人気が続いている。
このジャンルが生まれたのは、エジプトの王家の谷の多数の墓、半ば神話と思われていたトロイの要塞、ジャングルに囲まれたマヤのピラミッド、アッシリア帝国の都市など、世界中で失われた文明の魅力的な名残が発見されていた時代である。したがって、ヴィクトリア朝の冒険家が考古学的発見をしたという現実の物語が大衆の想像力を捕らえることに成功した。1871年から第一次世界大戦までの間に、様々な大陸を舞台にしたロストワールドものの出版数は劇的に増加した。似たようなテーマとして、エル・ドラードのような「伝説の王国」もある。
== 歴史 ==

大人気となったヘンリー・ライダー・ハガードの『ソロモン王の洞窟』(1885年) が、このジャンルの起源とされることがある〔Robert E. Morsberger (1993), "Afterword", in The Reader's Digest, ''King Solomon's Mines''〕。ハガードの小説が基本的な形を作り、後の作品に影響を与えた。例えば、ラドヤード・キップリングの『王になろうとした男』(1888年)、アーサー・コナン・ドイルの『失われた世界』(1912年)、エドガー・ライス・バローズの『時間に忘れられた国』(1918年)、エイブラハム・メリットの『ムーン・プール』(1918年)、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』(1936年) などがある。
それ以前の作品、例えばサミュエル・バトラーの『エレホン - 山脈を越えて - 』(1872年) も同様のプロットを採用しているが、冒険よりもジョナサン・スウィフト風の社会風刺をテーマとしている。他にの『ジャック・マッセの旅と冒険』(1710年)、の『ピーター・ウィルキンズの生涯と冒険』(1751年) などがある。前者は先史時代の動植物を描いている。後者はダニエル・デフォースウィフトに影響を受けた18世紀の空想的航海を描いており、主人公ピーター・ウィルキンズが険しい峰で囲まれた絶海の孤島で翼を持つヒト型の種を発見する物語である。エドガー・アラン・ポーの『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』(1838年) は、特に終盤に向かってロストワールド的要素が濃くなっている。
『シムゾニア・ある発見航海』(1923年)は、1818年にが唱えた地球空洞説が題材となっており、こちらがロストワールドものの起源とされることもある。
ジェームズ・ヒルトンの『失われた地平線』(1933年) は、ロストワールドものの体裁で哲学や社会について語ることを主眼としている。そこから生まれた「シャングリラ」という言葉が、楽園として理想化されたロストワールドを意味するミームとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロストワールドもの」の詳細全文を読む




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