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ロス・アルファケス大惨事(〔アクシデンテ・デル・カンピン・デ・ロス・アルファケス 英称 Los Alfaques disaster〕、ロス・アルファケスキャンプ場事故)とは、1978年7月11日、スペインのカタルーニャ州アルカナー郊外にあるキャンプ場で、付近を通過中だったタンクローリーに積載されていたプロピレンが爆発した事故である。運転手を含む217名が死亡し、200名以上が重い火傷により負傷する大惨事となった。 == 事故までの経過 == 事故現場となったロス・アルファケス・キャンプ場はアルカナー市街の北東、観光地サン・カルラス・ダ・ラ・ラピタの2km南にあり、バルセロナからタラゴナ、アンポスタなどを経てカディスにまで至る国道340号線と地中海に挟まれている。 事故を起こしたタンクローリーは、Cisternas Reunidas S.A.が所有するもので、ペガソのトラクターユニット〔Photos of the truck at bomberiles.com . Retrieved on 17 August 2013.〕(登録番号 M-7034-C)と、フルエルハウフのセミトレーラー(登録番号 M-7981-R)からなっていた。 事故発生当日の午前10時15分、フランシスコ・インベルノン・ビジェーナ(Francisco Imbernón Villena、事故当時50歳)が運転するタンクローリーがタラゴナの9キロ北、にあるスペインの国営エネルギー企業ENPETROL社(現在のレプソル)の精油所に到着した。このタンクローリーはプエルトジャーノ(カスティーリャ=ラ・マンチャ州)から来たもので、別の国営企業であるPaular社(現在のレプソル)の精油所向けにプロピレンの給油を受けた。 12時5分、タンクローリーは可燃性の液体プロピレン23トンを積んで出発したが、これは設計された最大積載量(19.35トン)を4トンほど超過していた。また安全面を考慮すれば道幅が狭く、曲がりくねっていて、人口密集地を通っている国道340号線よりA-7高速道路を走行すべきだったが、後述のようにビジェーナらタンクローリーの運転手達はバルセロナ方面に向かう際には高速道路使用料を節約するためにA-7高速道路ではなく、国道340号線を通過するよう指示を受けていた。事故発生当日は典型的な真夏の炎天下であり、屋外の気温は摂氏35度にまで上昇していた。事故後の調査でタンクローリー内のタンクの圧力は1200 kPA から1700 kPA (170-250psi)に達していたと推測されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロス・アルファケス大惨事」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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