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チオシアン酸(チオシアンさん、thiocyanic acid)は、化学式が HSCN で表される無機酸の一種である。ロダン酸とも呼ばれる。互変異性体であるイソチオシアン酸 (isothiocyanic acid, HN=C=S) との混合物として存在する〔Holleman, A. F.; Wiberg, E. ''Inorganic Chemistry'' Academic Press: San Diego, 2001. ISBN 0-12-352651-5.〕。不安定な無色の液体で、比較的強酸である。〔0.002~0.5mol dm-3HSCN水溶液の電気伝導率は塩酸および硝酸と同様に強酸的振る舞いである。 『改訂4版化学便覧基礎編Ⅱ 無機化合物水溶液のモル伝導率』 日本化学会、1993年〕分子量は59.09g/mol。 チオシアン酸の ''N''-エステル(イソチオシアネート)には殺虫剤として用いられるものがある。 == 合成 == チオシアン酸鉛(II) に硫化水素を作用させると遊離する。 : Pb(SCN)2 + H2S → PbS + 2HSCN アンモニアと二硫化炭素を反応させるとチオシアン酸のアンモニウム塩が生成する。 : 2NH3 + CS2 → NH4SCN + H2S 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チオシアン酸」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thiocyanic acid 」があります。 スポンサード リンク
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