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ロッキンガム侯チャールズ・ワトソン=ウェントワース : ミニ英和和英辞書
ロッキンガム侯チャールズ・ワトソン=ウェントワース[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こう]
  1. (n,n-suf) marquis 2. lord 3. daimyo 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロッキンガム侯チャールズ・ワトソン=ウェントワース ( リダイレクト:チャールズ・ワトソン=ウェントワース (第2代ロッキンガム侯) ) : ウィキペディア日本語版
チャールズ・ワトソン=ウェントワース (第2代ロッキンガム侯)[ちょうおん]

第2代ロッキンガム侯爵、チャールズ・ワトソン=ウェントワース(, 、1730年5月13日 - 1782年7月1日)は、イギリス政治家貴族
ホイッグ党ニューカッスル公爵派として頭角を表し、1765年首相となり、自由主義改革やアメリカ植民地人のための改革を行ったが、1766年には国王ジョージ3世との不仲や大ピット派の取り込み失敗など政権の不安定化により国王に更迭された。下野後には「ロッキンガム派」と呼ばれる明確な野党派閥を形成して国王や親国王内閣の批判を行うようになり、これによって政治思想で与野党に分かれて論争を行うという現代的な意味での政党政治がイギリスに根付くようになった。アメリカ独立戦争をめぐってもアメリカ独立を擁護し、アメリカ独立を認めようとしない国王やノース卿内閣を批判した。アメリカ独立戦争の敗戦が決定的となった1782年3月にノース卿内閣倒閣に成功して代わって第二次ロッキンガム侯爵内閣を組閣した。行政改革やアメリカとの交渉を行ったが、同年7月に死去した。
== 生涯 ==

=== 首相就任まで ===

1730年5月13日、初代ロッキンガム侯爵とその後妻メアリー(第2代ノッティンガム伯爵ダニエル・フィンチの娘)の長男として生まれた。
ウェストミンスター校からケンブリッジ大学へ進学した〔世界伝記大事典(1981)世界編12巻 p.397〕。15歳の頃の1745年には父に無断でカンバーランド公ウィリアム・オーガスタスの軍に従軍している〔。1748年から1750年にかけてはヨーロッパ旅行をした〔。
1750年9月17日にはアイルランド貴族爵位モルトン伯爵に叙せられる。ついで同年12月14日の父の死によりロッキンガム侯爵位とヨークシャーノーサンプトンシャーアイルランドにあるロッキンガム侯爵家の所領を相続した。1751年から貴族院議員となる〔。しだいに貴族院ホイッグ党の中で頭角をあらわしてきた。
1760年に即位したばかりのジョージ3世のとなったが、7年戦争の早期講和を目指すジョージ3世は、1762年に首相初代ニューカッスル公爵トマス・ペラム=ホールズを辞任に追いやり、第3代ビュート伯爵ジョン・ステュアートを首相にしてパリ条約締結へ向けて動いた〔今井(1990) p.321-328〕。これに反発したロッキンガム侯爵は1762年に職を辞した〔。
以降ホイッグ党ニューカッスル公爵派の派閥に属した〔今井(1990) p.331〕。ビュート伯爵は権謀術数でニューカッスル公爵派が野党として団結することを阻止しようと図ったが、それに反発するニューカッスル公爵派の議員たちは、1762年12月23日にニューカッスル公爵の甥のオンスローの家で定期的な会合を行うことを決めた。しかしニューカッスル公爵自身は反対したため、議長にはロッキンガム侯爵が据えられた。歴史家の多くはこの時がロッキンガム侯爵派ホイッグ党の誕生と評価している〔小松(1983) p.164-165〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「チャールズ・ワトソン=ウェントワース (第2代ロッキンガム侯)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Charles Watson-Wentworth, 2nd Marquess of Rockingham 」があります。




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