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ロック開発株式会社(ロックかいはつ)は、かつて存在したイオングループの近隣型ショッピングセンター(NSC)事業を展開・運営するデベロッパー。大和ハウス工業とイオンの共同出資により設立されていた。 2011年8月31日をもって、イオンの完全子会社となり、同年9月1日にイオンタウン株式会社となった(後述)。 == 概要 == 会社名の「ロック」(LOC)は「Land Owner and Company」の頭文字を取ったもので、大和ハウスグループの土地有効活用事業(LOCシステム)の名称でもある〔土地活用のご案内 - 大和リース株式会社〕。大和ハウスによるイオングループ向けロードサイド店舗開発の事業主体となっていた。近年は工場跡地への進出(再開発)が多い。 イオンリテールやイオンモールが大規模複合型SC(「イオンショッピングセンター」「イオンモール」など)を展開する一方で、ロック開発によるSCは、中規模のオープンモール型ショッピングセンターを主に展開していた。具体的には、「マックスバリュ」や「カスミ」などの食品スーパーを核店舗とした、中小商圏における低層の独立建物が集合している「近隣(ネイバーフッド)型ショッピングセンター(NSC=Neighborhood Shopping Center)」と呼ばれる形態のSCを展開していた。2008年度からはディスカウントストア業態である「ザ・ビッグ(ザ ビッグ)」を核店舗としたSCも増加している。 従来は、先述のオープンモール型SC「ロックタウン」を展開してきたが、近年はコミュニティセンター機能を持つエンクローズドモール型SC「ロックシティ」を並行して展開しつつあった。 2011年8月31日、同日付をもって、イオンが大和ハウスの保有する全株式を取得してロック開発を完全子会社とし、翌9月1日をもって社名を「イオンタウン株式会社」に変更することが発表された〔 - イオン株式会社ニュースリリース2011年8月31日〕〔 - ロック開発ニュースリリース2011年9月1日〕。ショッピングセンター名は「ロックタウン」「ロックシティ」および、イオン川之江SC(ロック開発が展開)が、同日付で「イオンタウン」を冠にしたSC名に変更され、看板も順次変更された。本社もイオングループ各社の本社が入居する千葉市美浜区に移転している〔〔。なお、ロック開発によりオープンした最後のSCは同年2月1日にオープンした「ロックシティ姫路ショッピングセンター」であった。ショッピングセンターの看板は、9月下旬に取り換えられたため、たった、8か月間しか使用しなかったことになる。 元々「イオンタウン」の名称は、イオンリテールを含め全国のマックスバリュ運営会社やイオンスーパーセンター運営会社等がそれぞれに展開しているNSCに用いられてきた呼称であり、ロック開発の商号変更前から存在している。多くのイオンタウンや、NSC形態もしくは類似の小規模ショッピングセンターは2011年11月21日付でイオンタウン(株)に移管されている。 なお、イオンと大和ハウスの提携については、マックスバリュなどを核店舗にした小規模ショッピングセンターの開発にLOCシステムを採用する(例:マックスバリュ清須春日店。ロックシティを当初から名乗っていなかった)などの形で継続されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロック開発」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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