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ロッジア・ディ・ランツィ : ミニ英和和英辞書
ロッジア・ディ・ランツィ[ろっじ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ロッジ : [ろっじ]
 【名詞】 1. lodge 2. (n) lodge
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

ロッジア・ディ・ランツィ : ウィキペディア日本語版
ロッジア・ディ・ランツィ[ろっじ]

ロッジア・ディ・ランツィ(Loggia dei Lanzi)またはランツィの回廊は、イタリアフィレンツェにあるシニョリーア広場の角にある建物で、ウフィツィ美術館に隣接している。ロッジア・デッラ・シニョリーア (Loggia della Signoria)、シニョリーア回廊とも。幅広いアーチの開口部が通りに面していて、間口は3区画分、奥行きは1区画分である。アーチはコリント式柱頭のある束ね付柱で支えられている。この幅の広いアーチはフィレンツェ人にとって魅力的だったようで、ミケランジェロはシニョリーア広場全体をこのアーチで取り囲むことを提案したほど気に入っていたという。
時折、間違ってオルカーニャが設計したとされ「ロッジア・デロルカーニャ (Loggia dell'Orcagna)」と呼ばれることがあるが、実際には1376年から1382年にベンチ・ディ・チョーネとフランチェスコ・タレンティが建設したものである。設計はヤーコポ・ディ・チョーネと推定されており、ゴンファロニエーレの就任式などの公的な式典を催したり、市民の集会を行う場所として建てられた〔。
回廊の陽気な雰囲気は、重々しいヴェッキオ宮殿と好対照をなしている。屋根はあるが事実上、古代およびルネサンス美術の野外彫刻展示場になっている。
名称の「ランツィ」とは、コジモ1世治世下でこの建物をランツクネヒト(ドイツ人傭兵)が使ったことに由来する(ランツクネヒトが訛ってランツィになった)〔。すぐ後ろにウフィツィ美術館ができた後、ベルナルド・ブオンタレンティがこの建物の屋根を改造してテラスにし、メディチ家の王子たちがシニョリーア広場で行われる式典などを観覧する場所とした。
== 建築 ==

ファサードの上方、テラスの手摺の下には三つ葉模様形 (trefoil) の装飾が4つあり、そこにアーニョロ・ガッディによる「不屈さ」、「節制」、「正義」、「慎重さ」を表す力天使の寓意的像が設置されている。その背後の青いエナメル塗装は修道士Leonardoの手によるもので、金色の星は Lorenzo de' Bicci が描いたものである。半円をなしているヴォールトはフィレンツェの Antonio de' Pucci が作った。正面の階段を上がったところにフィレンツェの象徴である2体のマルゾッコ(大理石の獅子像)がある。向かって右は古代ローマ時代のもので、向かって左はフラミニオ・ヴァッカが1598年に制作したものである。これらは元々ローマヴィラ・メディチにあったものだが、1789年にこのロッジアに設置された。
ロッジアの側面には1750年のラテン語の碑文があり、フィレンツェが1749年に暦をローマのものに合わせたことが記されている。そのためフィレンツェのその年は1月1日ではなく3月25日から始まった。1893年の碑文は、イタリア王国ミラノ(1865年)、ヴェネツィア(1866年)、ローマ(1871年)を併合した際に活躍したフィレンツェ人を記録している。

ファイル:Fortitude_at_Loggia_dei_Lanzi.jpg|力天使 A
ファイル:VirtueLoggiaLanziB.jpg|力天使 B
ファイル:VirtueLoggiaLanziC.jpg|力天使 C
ファイル:VirtueLoggiaLanziD.jpg|力天使 D


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロッジア・ディ・ランツィ」の詳細全文を読む




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