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ロット王(あるいはロト王、)は、アーサー王物語に登場する人物。一般的には、「オークニーのロット王」などと表記されることが多い。その他、ロージアン 、ノルウェーの王とされることもある。 ウーゼルがイグレーヌと結婚した後、イグレーヌと前夫との間の長女モルゴース(古い版だとアンナ)と結婚した。モルゴースはアーサー王の姉であるから、ロット王はアーサー王に対して義兄にあたる。モルゴースとの間に円卓の騎士として名高いガウェイン卿、アグラヴェイン卿、ガヘリス卿、ガレス卿をもうける。古い版では、モードレッド卿の父親になっていることもある〔一般的に、モードレッド卿はアーサー王が姉のモルゴースとの近親相姦によってもうけたとされる。〕。 モンマスのジェフリーなど古い版によれば、ロジアンの王であったロットは、アーサー王に忠誠を誓い、アーサー王からノルウェー王に封じられている。ブルフィンチ版もこれと同じで、アーサーが王位を得て間もなく、11人の王とともに叛逆を企てたが、後にはアーサー王と和解しノルウェー王に封ぜられている。しかし、マロリー版などによればアーサー王の即位に反対し11人の王とともにアーサー王に反乱し、最終的にはペリノア王との戦いに敗れ戦死した。このことが原因で、円卓の騎士の内部で、ロット王の息子たち(ガウェイン卿ら)とペリノア王の息子たち(トー卿、ラモラック卿)に対立が生じている。 説によれば、ロット (Lot) という名前自体が「ロージアン を支配するもの」を意味し、個人名ではなかったとするものもある。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロット王」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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