|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ロドデノール(Rhododenol)はカネボウ化粧品が開発した医薬部外品有効成分。高いメラニン生成抑制効果があるとして美白化粧品に使用された。別名 4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール で、ラズベリーケトンのケトン基を水酸基に還元した形の化合物である。白樺の樹皮やメグスリノキなどに多く含まれている〔メラニンの生成を抑制する研究2 -- ロドデノールの開発 〕。正確にはロドデンドロール(rhododendrol)というが、一般名であるロドデノールの方が広く知られている。 1942年、日本でハクサンシャクナゲ(''Rhododendron fauriaei'' )から発見・命名された〔Kawaguchi R et al. J. Pharm. Soc. Japan 1942, 62, 4〕。 ==開発・販売== ロドデノールは、濃度依存的にチロシナーゼ(チロシンヒドロキシラーゼ)を阻害し、ヒドロキシチロシンの生成を抑制することでメラニンの生合成を抑止する。 2008年1月、「メラニン生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ効果を有する」〔新規医薬部外品有効成分として厚生労働省の認可を取得。カネボウ化粧品は開発の過程で成人女性約330人を対象に試験などを実施、安全性を確認した。 2008年から2013年4月にかけて、ロドデノール配合の美白化粧品が全国の百貨店や量販店など約1万5千店で累計436万個販売された。 2013年5月13日、ロドデノール配合の製品を使って肌がまだらに白くなった人が3名いるとの連絡が皮膚科医からカネボウ化粧品に入り、これにより社長が被害を把握した。それまでは担当者が「化粧品による症状ではない」と判断して医師を紹介する対応に留め経営陣には伝わらず〔、社内の被害情報システムにも登録していなかった。2週間後の5月27日に同社が医療機関を訪問して調査を開始し、6月には2011〜13年にかけ34件の症例が見つかった〔。その後調査が進み8月には症状が確認された人数が5702人となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロドデノール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|