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カトリック教会(カトリックきょうかい、)は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる〔八木谷涼子 『なんでもわかるキリスト教大事典』p58 朝日新聞出版 ISBN9784022617217〕。 「カトリック」の語源はギリシア語の「カトリケー ()」やラテン語では「カトリクス ()」等で、「普遍的」「公同」などの意味である。ただし「カトリック」(普遍的)を自認・自称するキリスト教の教派は他にもあり(後述)、「カトリック」の語彙は教派名にとどまらない概念を指すこともある。 カトリック教会自身による定義は、教会憲章 (Lumen Gentium〔DOGMATIC CONSTITUTION ON THE CHURCH LUMEN GENTIUM The Holy See(バチカン公式サイト)〕) にみられる「ペトロの後継者(ローマ教皇)と使徒の後継者たち(司教)によって治められる唯一、聖、カトリック、使徒的な教会」という表現に最もよく表されている。 == 名称 == 東方教会(正教会および東方諸教会)と区別するため、カトリック教会とプロテスタント教会を総称して西方教会と呼ぶ場合もある。その中で、最近はあまり見かけないが、日本語表記においてプロテスタント教会を「新教」とも呼ぶことがあるのに対してカトリック教会を「旧教」と呼ぶ例もあった。日本で出版された歴史の本などにも「旧教」という言葉が使われていたことがあるが、カトリック教会の側が「旧教」を自称したことはない。 別の名称としては、日本ではかつて天主公教会(てんしゅこうきょうかい)と称していた。これはかつて神のことを「天主」と呼んで教えていたためで、大浦天主堂・浦上天主堂などの名称はこれに由来するものである。また「公教」の使用例としては「公教要理」「長崎公教神学校(現・長崎カトリック神学院)」などがあったが、現在ではほとんどない。なお、日本語でまれにカソリックと表記されることもあるが、これはカトリック中央協議会では公式表記とはみなしておらず、日本のカトリック教会で「カソリック」という表記・呼称が使用されることは一切ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カトリック教会」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Catholic Church 」があります。 スポンサード リンク
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