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ロンバルディア帯(英語:Lombard band)とは初期ロマネスク建築で発生した、壁面を装飾するフリーズの一種である。ロンバルド帯〔ロンバルド帯 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、(コトバンク)。〕、ロンバルディア装飾ともいう。11世紀ごろ、イタリアのロンバルディア地方の建築家が考案したとされることから、このように「ロンバルディア」を冠した名前で呼ばれる〔。 その形状は浅めのブラインド・アーチ列(ブラインド・アーケード)であり、壁面の凹凸のみで表現される〔。 この装飾はヨーロッパ各地に広く伝播しており、各地のロマネスク建築で用いられた。例を挙げると、現在のスペインでは、イタリアに近いところではカタルーニャの〔、リポイ、遠くではガリシアにまで伝播していることが確認できる。また、ドイツではシュパイアー、フランスではトゥールニュといった地が挙げられる。 12世紀になるとこの装飾はさらに小人ギャラリーへと進化する。このギャラリーはピサの斜塔やパルマ大聖堂などで見られる。 == 参考画像 == 上記で例として挙げた建築物の画像を紹介する。 Image:Cardona, castell PM 16290.jpg|カルドナ、サン・ビセンス教会の後陣。 Image:Absis santamariaderipoll.JPG|リポイ、のアプス。屋根の下、歯車装飾の直下にロンバルディア帯が見られる。 Image:San Martiño de Mondoñedo exterior ábsida románico lombardo.JPG|ガリシア、の小アプス。屋根の下にロンバルディア帯が見られる。 Image:Portail principal, façade ouest, Cathédrale de Spire.jpg| シュパイアー、シュパイアー大聖堂。中央の屋根に沿ってロンバルディア帯。その下にはギャラリーも。 Image:Tournus-StPhilib.jpg|トゥールニュ、サン・フィリベール教会。画面中央とその上部にもロンバルディア帯が見られる。 Image:Visión posterior de la Catedral de Pisa, Italia.JPG|ピサ大聖堂後陣のギャラリー。 Image:I-PR-Parma07.JPG|パルマ大聖堂ファサード。3層のギャラリー。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロンバルディア帯」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lombard band 」があります。 スポンサード リンク
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