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ロータス123 : ミニ英和和英辞書
ロータス123[ひゃくにじゅうさん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロータス123 ( リダイレクト:Lotus 1-2-3 ) : ウィキペディア日本語版
Lotus 1-2-3[ろーたす わん つー すりー]
Lotus 1-2-3(ロータス ワン・ツー・スリー)は、ロータスソフトウェア(旧ロータス・デベロップメント、現在はIBM傘下)が開発・販売していたパソコン表計算ソフトである。
本ソフトウェアは、ロータス・デベロップメント社を代表する商品のひとつであった。日本においては単に「ロータス」または「1-2-3」(ワン・ツー・スリー、もしくは日本語でイチ・ニ・サン)と呼称されることも多い。一時期はジャストシステム社のワープロソフト 一太郎とともに日本におけるトップシェアを占めた時期があった。また、Mac版もリリースされていた。
名称の「1-2-3」は、1.表計算機能、2.グラフ機能、3.データベース機能 の3つの機能を併せ持つことに由来する。
Lotus 1-2-3は、MS-DOS用表計算ソフトの代名詞的存在となり、当時世界で最も売れたアプリケーションソフトウェアとなった。しかし、オペレーティングシステムMicrosoft Windowsへ移行するに従い、早期にWindowsに対応したMicrosoft Excelの攻勢の前に劣勢に立たされ、x86プラットフォームにおけるシェアを失った。
2006年12月時点での最終バージョンは「release 9.8」(日本では「2001」)であり、その後バージョンアップは行われていない。またロータス・スーパーオフィスも含め、Microsoft Windows Vista以降のWindows OSには対応しなかった。マイクロソフトによるMicrosoft Windows XPのサポート終了にともない、単品販売のMillennium Editionとスーパーオフィスは営業活動を2013年9月11日には終了し、2014年9月30日にサポートも終了した。
日本では、2003年10月よりソースネクストから価格を1980円に引き下げて販売されたが、2008年時点で既に単品販売は終了しており、その後はロータス・スーパーオフィスの形で2970円で発売されていた(サポートは引き続きIBMが行う)。
最終的な累計出荷本数は、全世界で500万本以上とされる〔“さよならロータス1-2-3”…全世界累計500万本出荷からの転落 日経トレンディネット、2013年7月10日。〕。
== 歴史 ==
Lotus 1-2-3 は1983年ミッチ・ケイパーにより開発された。アメリカ合衆国においては、家庭におけるパソコンの用途のひとつとして、表計算ソフトが普及していた。Lotus 1-2-3(以下1-2-3)以前にはApple II等で利用できるビジコープ社の VisiCalc がベストセラーとなっており、16ビットパソコンであるIBM PCにおいても同様のアプリケーションが期待されていた。
MS-DOSを販売していたマイクロソフトはMS-DOS用アプリケーションとして Microsoft Multiplan を開発、販売しており、また8ビットパソコンにおいて人気のあった VisiCalc や SuperCalc などの移植なども行われていたことから、先行ソフトは既に存在していた。
ロータス・デベロップメント(以下ロータス)は先行ソフトに対し優位に立つ為、他を圧倒する性能を追求し、1-2-3を開発した。1-2-3は豊富な機能、高速な再計算、強力なマクロアドインによる拡張性をセールスポイントに掲げ、先行していた他の表計算ソフトを圧倒してMS-DOS用アプリケーションソフトウェアのスタンダードとなることに成功した。
同ソフトの人気はIBM PC/ATとその互換機の売り上げをも押し上げ、パソコン市場をIBM一色に塗り替えることに寄与した。高機能であるがゆえにメモリは256KBを要求されたが、1-2-3の人気はむしろ標準的なPC環境の高性能化を後押しした。マイクロソフトがIBM PCにバンドルされるOS「PC DOS」を自社ブランドの「MS-DOS」として市販したことから、互換機上でもMS-DOS + 1-2-3を使うことができた。MS-DOSがCP/M-86との競争に勝利した理由の一つには、間違いなく1-2-3の存在があった。また、1-2-3の人気は、IBM純正機よりも、互換機の売り上げをより押し上げ、IBMのシェアは徐々に低下していった。当時、「PC/AT互換機」よりも「1-2-3互換機」(''1-2-3 compatible'')という呼称の方が一般的であったほどである。
マイクロソフトは、米国市場におけるMultiplanの敗北(欧州市場ではMultiplanも一定のシェアを確保していた)の反省に立ち、新規デザインの表計算ソフト Microsoft Excel (以下Excel)を開発し、来るべきOS/2時代での捲土重来を期した。次期プラットフォームはOS/2ではなくMicrosoft Windows(以下Windows)となったが、ExcelはWindowsの普及と歩調を合わせて販売本数を順調に増やしていった。しかし、1-2-3はWindowsへの対応が遅れ、プラットフォームを移してからもExcelとの性能差は開き続けた。特に初期のWindows版(及びMacintosh版)は、一見するとGUIアプリケーションにも関わらず、マウスによる操作はほぼ行えず、キーボードによる操作を要求するなどの致命的な問題を抱えていた。そんな中、ロータスがグループウェア Lotus Notes を主力に据えたこともあり、Windows版1-2-3の開発は停滞、Macintosh版1-2-3の開発は中止と、Excelとの差は埋めようがないほどにまで広がっていった。
ロータスはMicrosoft Officeに対抗すべく、オフィススイート Lotus SmartSuite (日本国内向けは「スーパーオフィス」)をリリースしたり、価格を引き下げたりして対抗したものの、オープンソースや他社の安価なソフトとの狭間で埋没し存在感を出せず、2013年6月11日に販売が終了した。年間継続サポート用のパーツに関しては2013年9月11日で提供が終了し、2014年9月30日に全製品のサポートが終了した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Lotus 1-2-3」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lotus 1-2-3 」があります。




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