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ローターリー・ピストンエンジン : ミニ英和和英辞書
ローターリー・ピストンエンジン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ローターリー・ピストンエンジン ( リダイレクト:ロータリーエンジン (初期航空機) ) : ウィキペディア日本語版
ロータリーエンジン (初期航空機)[ちょうおん]

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ロータリーエンジンとは、機体に固定されたクランクシャフトを中心にエンジン本体がプロペラと一緒に回転する星型エンジンである。初期(1908-1918年頃)の飛行機に用いられた。ロータリー・レシプロエンジンあるいは回転式エンジンとも呼ばれる。
== 概要 ==

ロータリーエンジンは、星型エンジンクランクシャフトを機体に固定し、シリンダーが回転する形式のレシプロエンジンで、プロペラはシリンダーにとりつけられる。100馬力程度までのエンジンに使われた。ローラン・セガン (Lauren Seguin) と彼の弟によって開発された、ノームエンジン(後のノーム・エ・ローヌ)が有名である。
次のようなメリットがあり、エンジン技術が未熟でエンジンが低出力、低回転であった時代に採用された。
* トルク変動を吸収するフライホイールの役割をシリンダーブロックで担うことで軽量化できる。
* シリンダーブロックが回転することにより、表面を流れる空気の量が多く均等になることから冷却効果が向上し、水冷エンジンよりも軽量な空冷エンジンとすることができる。
しかし、エンジンの回転速度が高くなるにつれて次のような欠点が顕著になった。
* シリンダーに強い遠心力が加わるため潤滑油の循環が難しく潤滑油が飛散してしまう(=非常に漏れ易い)。
* 同じく遠心力によりシリンダやクランクケースに負荷がかかるため高出力化(大型化や高回転化)に限界がある。
* エンジンの回転速度が高くなると、シリンダの回転によるジャイロ効果が強く影響して、非常に癖が強く離着陸や操縦が難しい機体になる。
第一次世界大戦後にはシリンダ構造の改良(冷却効率の高い材質の採用、シリンダの胴とヘッドの分離、より緻密で背の高い冷却フィン等)が進み、回転しなくても充分な冷却が可能な新型の空冷星型エンジンが登場するとロータリーエンジンは搭載されなくなっていった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロータリーエンジン (初期航空機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rotary engine 」があります。




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