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ロートレアモン伯爵 : ミニ英和和英辞書
ロートレアモン伯爵[ろーとれあもんはくしゃく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [はく]
 【名詞】 1. count 2. earl 3. eldest brother 4. uncle 5. chief official 
伯爵 : [はくしゃく]
 【名詞】 1. count 2. earl 

ロートレアモン伯爵 : ウィキペディア日本語版
ロートレアモン伯爵[ろーとれあもんはくしゃく]

ロートレアモン伯爵(Le Comte de Lautréamont, 1846年4月4日 - 1870年11月24日)は、フランス詩人作家
== 人物 ==
本名はイジドール・リュシアン・デュカス(Isidore Lucien Ducasse)。ウルグアイモンテビデオで、父フランソワと母ジャケットの間に生まれる。父フランソワは、フランスから1839年に移住し、現地のフランス領事館の書記官として働いていたが、のちに副領事にまで出世する。母ジャケットは、フランソワから数年遅れてウルグアイに移住するが、イジドールを出産後ほどなく死去している。母の死因は自殺とも言われたが、詳細は不明のままである。モンテビデオで少年時代を過ごしたイジドールは、両親の出身地であるタルブ及びポーリセにて学生生活を送るため、13歳で初めてフランスの地を踏む。モンテビデオ時代のイジドールは、フランス語だけでなくスペイン語も巧みに話していたとされる。
リセを卒業後、1867年に一時ウルグアイの父の元に身を寄せていたが、作家を志しパリへと上京する。1868年に、彼の名を後世に残すこととなる『マルドロールの歌・第一歌』を匿名(「
  *」と表記されていた)で出版した。同年には、ボルドーの文筆家エヴァリスト・カランスによって開かれた詩のコンクールの撰集にも、若干の差違を含むものの、ほぼ同じ形でこの第一の歌が掲載された。当初、第一の歌にはほとんど反応はなく、数人の評論家による書評のみが今日知られている。
1869年に完成した六歌からなる「マルドロールの歌」を印刷費用400フラン全てを自己負担し、「ロートレアモン伯爵」名義で出版しようとしたところ、出版社だったラクロワ社はこの過激な内容では当局による発禁勧告は必至と二の足を踏み、結局出版は中止となってしまった。彼はボードレールの『悪の華』を出版した実績のあるプーレ=マラシに、ベルギースイスでの出版を依頼したが、これも結局実現しなかった。
「ロートレアモン」の名はフランスのゴシック作家ウジェーヌ・シューによる1837年の作品『ラトレオーモン』(''Latréaumont'')に由来すると言われている。筆名を「ラトレオーモン伯爵」としようとしたが、印刷所の誤植によって「ロートレアモン伯爵」となってしまったとする説が今日有力である。「伯爵」を称しているが、デュカス家は貴族の家系ではない。また「デュカス (Du Casse)」とはフランス南部のオック語で「樫の (Du Chêne) 」を意味する。
1870年4月に今度は本名イジドール・デュカス名義で断章集『ポエジー』を立て続けに執筆し、なんとか出版にこぎつける。しかし6月に第2集を出版した直後、居住先のホテルで謎の死を遂げた。。自殺説はもちろん、政治運動に関わっていたが故の暗殺説もあるが、当時は普仏戦争のプロシア軍によるパリ包囲の真っ最中で、研究者の間では混乱の中の食糧不足と疫病の流行が死の要因となったのではないかという推測が有力である。
遺体は現在のモンマルトルの墓地に収容されたが、後に行われた区画整理の際に行方が分からなくなってしまっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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