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ローバー・P6 : ミニ英和和英辞書
ローバー・P6[ろーばーぴー6]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ローバー・P6 : ウィキペディア日本語版
ローバー・P6[ろーばーぴー6]

ローバー・P6(排気量により20002200ないし3500と呼ばれた)は、ローバーが製造していた中型乗用車。
1963年から77年まで英国ウェスト・ミッドランズ州ソリハルで生産され、当時のローバーの主力車種であった。1964年には最初のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。
== 概要 ==

1950年代初頭からローバーの主力中型車として長年生産され、"Auntie Rover"(ローバー小母さん)というニックネームで親しまれたP4系(鈍重なボディスタイルと観音開きドアが特色。最高出力によってローバー75に始まり110まで発展。品質こそ高かったが設計は徹底して保守的だった)の後継車種として開発された。
P6は英国車の中でも特に保守的な「ローバー小母さん」の後継としては異例なほど進歩的な設計で、シトロエン・DSの影響も随所に伺われたため、今度は製造工場にちなんで「ソリハル製シトロエン」というニックネームを得ることとなった(シトロエンは戦後も長らく英国内のスラウに英国向け工場を有し、右ハンドル仕様シトロエン車を生産していた。P6のニックネームはそのあたりの機敏も踏まえたものと言える)。
内容はこの時代のイギリス製乗用車の中でも突出したもので、高剛性モノコックボディにストロークの大きなサスペンションと四輪ディスクブレーキ(後輪インボード式)を組み合わせ、高速型のギアリングを採用することで、操縦性と高い巡航性能確保を狙っていた。サスペンション回りの設計の高度さは当時の金属スプリング車としては特異なもので、ド・ディオンアクスルによるリアサスペンション(これによりインボードブレーキ採用可能となった)、そして当時ローバーが開発中だったガスタービンエンジンの搭載を想定し、極度に凝ったレイアウトのフロントサスペンションを備えていた。ガスタービンの開発は頓挫したものの、その結果得られた広いエンジンベイは1968年にGMビュイック設計のV8エンジンを搭載する際に大いに役立つことになる。またこの時代の自動車としては先進的な、全席シートベルトの標準装備も特長であった。
主任設計者はスペン・キング(''Spen King'' )、デュアルヘッドライトの3ボックス・4ドアという常識的レイアウトながらP4より全高が24cmも低いスマートなデザインはデビッド・ベイチュの作品である。このコンビは13年後に登場する後継車SD1の設計にも携わることになる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ローバー・P6」の詳細全文を読む




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