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ローバー・SD1 : ミニ英和和英辞書
ローバー・SD1[ろーばーえすでぃー1]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ローバー・SD1 : ウィキペディア日本語版
ローバー・SD1[ろーばーえすでぃー1]

ローバー・SD1 (''Rover SD1'' )は、イギリス・ローバー製自動車のコードネームであり、1976年から1987年まで生産されていた一連の中-大型乗用車である。
当初はブリティシュ・レイランド(BLMC)、1986年からはローバー・グループによって、「ローバー 2000」「ローバー 2600 SE」「ローバー V8-S」などの名称で販売されていた。
== 開発の経緯 ==
1971年当時のBLMCではローバー・P6トライアンフ・2000/2500シリーズを並行生産しており、苦しい台所事情の中で企業合同の効果を出すためには両車種の統合が不可欠な状況になっていた。ローバー・トライアンフ両部門に提案が求められ、P6と同じスペン・キング(''Spen King'' )とデビッド・ベイチュのコンビによるローバー案が採用された。彼らは前年の70年、SUVの設計に新境地を開いたレンジローバーをデビューさせたばかりで、正に脂の乗り切った時期にあった。なお、新型車の開発コードネームはP7ではなく、SD1(''Specialist Division No. 1'' )とされ、ローバーとトライアンフ部門が統合され中高級車やスポーティーカーを開発する部門となったことを象徴していた。
BLMCの苦しい経営を反映してか、スペン・キングの設計はP6よりもむしろ保守的なものとなり、一般的なモノコック構造のボディ、後輪固定軸のサスペンション、アウトボード式のサーボ付きディスク/ドラムのブレーキが採用された。しかしセルフレベリング式リアダンパー、ローバー初のラック&ピニオン式ステアリングなど、時代の潮流には決して遅れてはいなかったし、ベイチュのデザインは1960年代のピニンファリーナの作品、特にフェラーリ・デイトナのフロントエンドとBMC 1800プロトタイプ(シトロエン・GSCXのデザインにも強い影響を与えた)のシルエットから多くを学んだ革新的なもので、SD1には、P6に続いてローバー二度目のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに輝くだけの十分な新しさがあり、沈滞を極めた当時のイギリス自動車業界の希望の星となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ローバー・SD1」の詳細全文を読む




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