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『ローマの噴水』(ローマのふんすい、)は、イタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギが1916年に作曲した交響詩。日本語表記に際し、「噴水」ではなく「泉」と訳されることもある。 後に作曲された『ローマの松』(1924年)、『ローマの祭り』(1928年)と共に「ローマ三部作」と呼ばれる。 == 概説 == サンタ・チェチーリア音楽院作曲科の教授に就任したレスピーギは、1913年に出身地のボローニャからローマに移り住み、ここで受けた刺激を元に「ローマ三部作」を作曲した。その第1作である『ローマの噴水』は1916年に作曲された。 スコアの冒頭の序文には次のような説明がある。 従来の交響詩の自由な形式ではなく、古典的な交響曲にみられる4楽章構成をとっており、それぞれは「夜明け」、「朝」、「真昼」、「黄昏」の時間帯と、ローマの名所4箇所の噴水が当てはめられている。なお、4つの部分は連続して演奏される。 レスピーギはかつてロシア帝国劇場管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を務めていた時に、ニコライ・リムスキー=コルサコフから作曲の指導を受けており、この作品にはリムスキー=コルサコフの管弦楽法の影響が見られる。 1917年3月11日にアントニオ・グァルニエリの指揮によりローマのアウグステオ学堂において行われた初演の際には評論家の嘲笑を買っていたが、その後、1918年2月11日にアルトゥーロ・トスカニーニがミラノにおいて行った再演が大成功し、その後もっとも有名な交響詩の一例として知られるようになった。 演奏時間は約15分。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ローマの噴水」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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