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クルスス・ホノルム(ラテン語:Cursus honorum)とは、共和政ローマ期及び初期の帝政ローマ期の、政治的な野心を持ったローマ人(主に名門のノビレス(貴族)階級者が対象)が、最高の官位であった執政官(コンスル)に就任するまでの取るべき進路のことを指す。日本語では「名誉のコース」「名誉のキャリア」などと訳される。 == 概要 == クルスス・ホノルムの対象となる公職(magistratus)としては、コンスル以外にプラエトル(法務官)、クァエストル(財務官)、アエディリス(按察官)が含まれ、プレブス(平民)出身者はこれら以外に護民官が該当する。 各公職には、被選挙権を得るための最低年齢が定められた上で、同一公職に連続で就任するのも法律で禁止され、また間隔も定められていた。しかし共和政ローマ末期の内乱の一世紀の頃には、これらの規則は空文化し、たとえばガイウス・マリウスは紀元前104年から紀元前100年まで5年連続でコンスルの地位を保っている。 なお、古代ローマで各公職はいずれも無報酬であったため、クルスス・ホノルムを目指すには相応の資産背景と家柄が必要となった。ノウス・ホモで執政官まで登りつめた人物として、ガイウス・マリウスやマルクス・トゥッリウス・キケロらがいる。 クルスス・ホノルムの一例を以下にあげる。 *共和政ローマ期を代表する政治家であったマルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス(大カト、紀元前234年 - 紀元前149年)は、クァエストル(紀元前204年)、アエディリス(紀元前199年)、プラエトル(紀元前198年)を務めた後、紀元前195年にコンスルに当選した。 *後に終身独裁官となったガイウス・ユリウス・カエサル(紀元前100年頃 - 紀元前44年)は、クァエストル(紀元前69年)、アエディリス(紀元前65年)、プラエトル(紀元前63年)とクルスス・ホノルムに該当する公職を歴任し、紀元前59年にコンスルに当選した。 * 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クルスス・ホノルム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cursus honorum 」があります。 スポンサード リンク
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