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『ローマ人の物語』(ローマじんのものがたり)は、イタリア在住の作家塩野七生による、古代ローマ全史を描いた歴史文学作品。ハードカバー単行本が全15巻で刊行され、文庫本では43巻に分冊されている。ラテン語での表題は"''RES GESTAE POPULI ROMANI''"(「ローマの人々の諸行」)としている。 新潮社が付加したC-CODEの内容を示す下2桁は「22(外国歴史)」であり、公式サイト内でのジャンルは「歴史 世界史」としている〔塩野七生『ローマ人の物語 41―ローマ世界の終焉〔上〕―』|新潮社 〕。また新潮社で塩野を担当するのは文芸作品を扱う出版部ではなく、ノンフィクションを扱う出版企画部に設置された「ローマ人編集室」である〔定期採用2015 | 新潮社 〕〔塩野七生「ローマ人の物語」制作の舞台裏BLOG | 編集作業は山場を越えた(四たび、新潮社の会議室にて) 〕。 == 概要 == 1992年以降、年に1冊ずつ新潮社から刊行、2006年12月刊行の15作目で完結した。第1巻から第5巻までは王政ローマの成立から共和制への移行という興隆期、第6巻から第9巻までは帝政の全盛期、第10巻は番外編でローマのインフラストラクチャー(社会基盤の整備)について、そして最後の5巻で衰退から滅亡までを描いている。 「歴史書」として出来事を叙述するよりも、各時代を生きた主要人物に光を当て、彼らの行動を中心にして描くスタイルをとっている。また、それまでキリスト教の立場から「悪の帝国」として描かれてしまいがちであったローマを、寛容の精神によって世界平和(パクス・ロマーナ)を実現した国家として捉え直している。塩野はたびたび、ローマ帝国が多神教ゆえ「寛容」であったが、キリスト教の浸透と、帝国支配層の改宗によりローマは「乗っ取り」を受け、以後のヨーロッパは一神教の「非寛容」性に支配されるようになったということを述べており、本書の叙述にもそれがたびたび現れている。 古代ローマが終焉した時期を、西ローマ帝国の滅亡(476年)でも、東ローマ帝国の滅亡(1453年)でもなく、東ローマ帝国がローマを奪還した時期(6世紀)と見なしている。塩野は東ローマ帝国をローマ継承国家とは認めず、東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世のイタリア征服事業による戦乱によってローマ市民と元老院、すなわちSPQRが消滅したとして、本書の筆を置いている(それ以降も一応概略として駆け足で述べられている)。 2002年から2011年にかけ、新潮文庫で単行本1巻を2冊から4冊に分け刊行、全43巻で完結した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ローマ人の物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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