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シルヴァーゴースト(''Silver Ghost'' )は、1906年から1925年にかけてイギリスのロールス・ロイスが製造・販売した大型高級乗用自動車「40/50HP」型車の愛称。 == 概要 == 全体のメカニズムは発表された1906年〔『外国車ガイドブック1982』p.48。〕の時点でも決して最新鋭とは言えなかったが、材質と工作精度は極めて高い水準であり、特にシャーシ各部分の潤滑・バランスについて入念な配慮が為されていた。 車名「40/50HP」は、当時のイギリスの法律による「課税馬力」40HP級と、実馬力50HP(実馬力は48HPとも)を併記する、第二次世界大戦以前のイギリス車に多く見られたクラス表示である。後年、実出力は70HPかそれ以上に強化されたものの、ロールス・ロイスがエンジンの実出力を公開しなくなったため正確には不明になっている。「40/50HP」のネームは、大型ロールス・ロイスのクラスを表すものとして、後継モデルで実出力が遥かに強化されたファントムIIにも踏襲されている。 当時の自動車専門誌に「エンジンの存在を感じることはなく、八日巻の時計よりも静粛である」と評される程極めて静粛な走りを実現し〔『世界のクラシックカー』pp.21-36。〕、最高速度は時速65マイル(約105km/h)以上に達し、高い信頼性を持っていたが、コストがかかる製造法ゆえに前モデル30HPの倍以上である1000ポンド〔シャシのみ、当時のロールス・ロイスはシャシのみで販売しボディーはコーチビルダーが作っていた。〕に近い価格になり発売3ヶ月で販売わずかに8台であった〔『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.51-66。〕。しかし2000マイル・スコティッシュ・トライアルへの参加等でその価値を証明してユーザーからの高い評価を得、ロールス・ロイスの名声を確立した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロールス・ロイス・シルヴァーゴースト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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