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ワイデックス(Widex)は、デンマークのコペンハーゲン北部に本社を置く補聴器メーカー。1956年にデンマークの郊外にて誕生。1995年には、世界初の耳穴型フルデジタル補聴器を開発。現在は世界100か国以上の国々で使用されている。ワイデックス株式会社日本法人の代表取締役社長は馬場淳一。ワイデックスデンマーク本社の代表取締役社長はJan Tøpholm。 ==概要== 1956年、東京の神田駿河台に日本補聴器販売株式会社(1959年に改称する前は「日本補聴器株式会社」)が誕生した。これが、現在のワイデックス株式会社の前身となる。社員数3名。聞こえに悩む多くの方の力になりたいと、海外から補聴器を輸入した。 同年、デンマークの郊外に補聴器の専門メーカー、ワイデックスが誕生した。2人の創業者はエリック・ウェスターマンとクリスチャン・トップホルム。当時、苦心のすえ誕生したワイデックスの補聴器はデンマーク政府が大量に注文を依頼したことをきっかけに事業が軌道に乗り、補聴器メーカーとして確固たる地位を築いていった。 日本補聴器販売株式会社は、1964年から約30年の間に、日本全国の主要都市に営業拠点を構える事になった。その後、「一人でも多くの方に聴こえる喜びを取り戻してもらいたい」という同じ使命を掲げていた日本とデンマークの2社は、2001年1月、ワイデックス株式会社として新たな第一歩をスタートさせることになる。 1996年、ワイデックスは超小型サイズフルデジタル補聴器を開発した。補聴器に入ってきた音を瞬時にデジタル信号に変え、コンピュータで演算人の話し声を増幅しながら騒音を抑えることに成功した。アメリカのスミソニアン博物館では“人類の幸福に貢献する製品”として展示されている。 2006年には、聴覚理論に裏打ちされたISP(統合信号処理)補聴器を発表。 2010年、ワイデックスはコペンハーゲン郊外に新社屋・新工場を設立した。デンマークで初めて採用された新しい地熱・暖房システムは、従来のものに比べて二酸化炭素の排出量を70%削減でき、敷地内に施設した風車による風力発電によって建物に必要な電力を供給しつつ、余った電力で近隣地域の需要もまかなおうとする計画を進行している。また、雨水の再利用システムや、2万枚のソーラーパネルによる太陽光発電システムなど、最先端の技術や設備が新世代の建築物に注ぎ込まれている。 現在では「補聴器は、よりよい聞こえを提供するだけでなく、その先にある大切な方や友人との当たり前の幸せ、聞こえる喜びを手に入れる道具である」といった考えに基づき、一人でも多くの方の聞こえに関する悩みを解決するため、日々、その開発・製造に取り組んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワイデックス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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