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ワルター・コーン : ミニ英和和英辞書
ワルター・コーン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ワルター・コーン ( リダイレクト:ウォルター・コーン ) : ウィキペディア日本語版
ウォルター・コーン[ちょうおん]



ウォルター・コーンWalter Kohn1923年3月9日 - )はオーストリア生まれの理論物理学者ヴァルター・コーンと表記されることもある。
1998年ノーベル化学賞を、ジョン・ポープルと共に受賞した。受賞理由は、化学物質の性質や反応過程の量子化学理論の構築に対する貢献。特に密度汎関数法に関する研究で主導的な役割を果たしたことを評価された。
== 生涯 ==
1923年ウィーンで生まれる。ナチスの迫害を受けて1939年イギリスを経てカナダに移住するが、両親はアウシュヴィッツで亡くなった。ハーバード大学ジュリアン・シュウィンガーの指導を受け、1948年博士号を取得した。1950年からカーネギーメロン大学に移り、「Kohnの変分法」という手法で核子散乱の研究をした後、KKR法の提案などを行なった。1952年アメリカ合衆国に帰化している。
1960年カリフォルニア大学サンタバーバラ校に転勤した。1964年にはパリ高等師範学校を訪れた際に密度汎関数法を提唱し、これが1998年ノーベル化学賞受賞につながった。ピエール・ホーヘンベルグとともに同年に発表した不均質電子ガスについての論文では、基底状態電子密度分布が与えられれば系に与えられた不均一な外場を再現することが出来ることを証明し、また基底状態電子密度を見いだすために必要なホーヘンベルグ・コーンのエネルギー密度汎関数を与え、密度汎関数法の理論的根拠を確立した。1965年には、リュウ・シャムとともに発表した論文において、多電子系の電子密度を相互作用のない参照系における波動関数(コーン・シャム軌道)を経由して求めるコーン・シャム方程式を導いた。
また、これに前後して金属フォノンにおけるなどを研究した。
現在は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授、国際量子分子科学アカデミーの会員である。世界平和に関する学部学生向けの講義なども担当し、ロナルド・レーガンスターウォーズ計画には反対の姿勢を示していた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウォルター・コーン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Walter Kohn 」があります。




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