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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ワールドシリーズ()は、野球のメジャーリーグベースボール(MLB)における優勝決定戦。毎年レギュラーシーズン終了後の10月に、ナショナルリーグとアメリカンリーグのそれぞれの優勝チームどうしが戦い、その年の王座を争う。シリーズ優勝チームにはMLB機構コミッショナーから優勝トロフィー "コミッショナーズ・トロフィー" が贈呈される。また、チームも優勝記念にチャンピオンリングを製作し、選手らに贈るのが慣例となっている。俗称は秋の祭典(Fall Classic)。 MLBは北米に展開するプロ野球リーグであり、30球団中29球団はアメリカ合衆国内に本拠地を置いている。MLBを含む北米4大プロスポーツリーグに共通する特徴として、優秀な選手が世界中から北米リーグに集まる流れが確立されているということがあるため、その競技においては北米リーグでの優勝――野球ではこのワールドシリーズの制覇――が実質的な世界一ということができる〔玉木正之 『スポーツ解体新書』 朝日新聞社〈朝日文庫〉、2006年、ISBN 4-02-261520-6、191-195頁。〕〔大坪正則 『メジャー野球の経営学』 集英社〈集英社新書〉、2002年、ISBN 4-08-720142-2、9頁。〕。ただし、北米4大プロスポーツリーグの優勝決定戦で名称にワールド(世界)と冠しているのはワールドシリーズのみである〔NFL(アメリカンフットボール)のスーパーボウルは、玩具のスーパーボールとボウル・ゲームをかけたとされる。NBA(バスケットボール)のファイナルは決勝戦の意。NHL(アイスホッケー)のスタンレー・カップは、杯を寄贈したカナダ総督の第16代ダービー伯爵フレデリック・スタンリーに由来する。〕。2010年には、MLBに次ぐ規模を持つ日本プロ野球との間でワールドシリーズ王者と日本選手権シリーズ王者を対戦させる "グローバル・ワールドシリーズ" 開催が検討されていることが明らかになったが〔ESPN.com news services, "Report: MLB, Japan champs could play ," ''ESPN.com'', January 8, 2010. 2012年5月30日閲覧。〕、未だ実現には至っていない。 シリーズの名称にワールドという単語が入った由来として、ニューヨーク州ニューヨークで発行されていた日刊紙『ニューヨーク・ワールド』がスポンサーをしていたため、という説があるがこれは誤りである〔"World Series ," ''snopes.com'', October 28, 2010. 2012年5月30日閲覧。〕。実際には、19世紀に7年間開催されたナショナルリーグとアメリカン・アソシエーションの優勝チームによる選手権が、大仰な表現を好む当時の風潮から次第にワールドシリーズと呼ばれるようになり、これが1903年に始まって以来現在まで続くものに受け継がれた。19世紀のシリーズと現在のシリーズは、同じものとしては扱われず区別されている。現在のシリーズは、1904年と1994年の2度の中止を除いて毎年開催され、2015年終了時点で開催回数は111回を数える。 経済誌『フォーブス』の2015年10月の発表によれば、ワールドシリーズのブランド価値は金額にして1億100万ドルになるといい、これは全世界のスポーツイベントの中で10番目に高い〔スポーツイベントのブランド価値は、スポンサー収入や入場料などそのイベントが生み出す総収入を開催日数で割ることで算出される。〕〔"The Forbes Fab 40: The World's Most Valuable Sports Brands 2015 ," ''Forbes''. 2015年11月2日閲覧。〕。一方で、全米テレビ中継の平均視聴率が1980年の32.8%をピークに下がり続けており〔Bill Gorman, "Guess The World Series TV Viewership (Poll) + Historical World Series Ratings ," ''TVbytheNumbers'', October 23, 2012. 2012年12月31日閲覧。〕、2012年には7.6%で最低記録を更新するなど〔Associated Press, "World Series has record-low rating ," ''ESPN.com'', October 30, 2012. 2013年1月29日閲覧。〕、課題も抱えている。 ==現在の仕組み== ===ワールドシリーズまでの道のり=== メジャーリーグベースボールの30球団は、15球団ずつがアメリカンリーグとナショナルリーグに分かれ、さらに両リーグとも5球団ずつ東・中・西の3地区に分かれている(右表参照)。各球団は同リーグ同地区との対戦を中心に、レギュラーシーズン162試合を戦う。この結果、各地区で最も勝率が高い球団(計6球団)が地区優勝となる。また、地区優勝できなかった球団のうち、各リーグの勝率上位2球団ずつ(計4球団)は地区に関係なくワイルドカードとなる。この10球団がポストシーズンへ進出する。この際、地区首位1枠やワイルドカード2枠にそれよりも多い数のチームが並んだ場合は、レギュラーシーズンの延長として当該球団によるプレイオフが開催される。 ポストシーズンでは、まずワイルドカード球団どうしが1試合で勝敗を決する "ワイルドカードゲーム" が行われる。この試合に勝った球団が、地区優勝球団も登場する次の "ディビジョンシリーズ" (地区シリーズ)へ進む。このシリーズでは、それぞれのリーグで地区優勝球団とワイルドカードゲーム勝者の4球団が2組に分かれて対戦し、最大5試合で先に3勝したほうが勝ち抜けとなる。そしてディビジョンシリーズの勝者どうしが、続いて "リーグチャンピオンシップシリーズ" (リーグ優勝決定戦)で相見える。同シリーズは最大7試合で先に4勝したほうが勝利し、シリーズ名のとおりリーグ優勝となる。それぞれのリーグでこのチャンピオンシップシリーズを制した球団が、ワールドシリーズへ進出する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワールドシリーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 World Series 」があります。 スポンサード リンク
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