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ンコ文字(ンコもじ、N'Ko)は、西アフリカのマンデ系言語を表記するための文字。ギニアの著作家であるソロマナ・カンテによって1949年に考案された。「N'Ko」はマンディンカ語で「私は言う」という意味である。また、「ンコ」はンコ文字で書かれた表記言語のことをも指す。 右から左に続け書きされるなど、アラビア文字との共通点がある。 ンコ文字(ンコもじ、N'Ko)は、西アフリカのマンデ系言語を表記するための文字。ギニアの著作家であるソロマナ・カンテによって1949年に考案された。「N'Ko」はマンディンカ語で「私は言う」という意味である。また、「ンコ」はンコ文字で書かれた表記言語のことをも指す。 右から左に続け書きされるなど、アラビア文字との共通点がある。 ==現在の使用== 2005年現在、主にギニアとコートジボワールで(特にマニンカ語とジュラ語話者に)使われ、マリに(バンバラ語話者による)活動的なコミュニティが存在している。コーランの翻訳や、物理や地理学の教科書や、詩集と哲学書や、伝統薬の説明、辞書、いくらかの地方紙を含む出版がなされている。この文字は最も成功した西アフリカの文字に数えられている〔Unseth, Peter. 2011. Invention of Scripts in West Africa for Ethnic Revitalization. In ''The Success-Failure Continuum in Language and Ethnic Identity Efforts'', ed. by Joshua A. Fishman and Ofelia García, pp. 23–32. New York: Oxford University Press.〕。 主要な(互いに理解できる)マンディング諸語の要素を混ぜ合わせた、使用された文章語は ''コイネー''を意図していたが、特に大いにマニンカ風である。 拡張文字(発音追加)を含むラテン字が、歴史的理由と、様々な政府によって言語の「公的」翻字としてされていることによって、ある程度全てのマンディング語に使われている。時折、例えばマリのバンバラ語では、この綴り方を用いた識字推進は、まずまずのレベルのこれのリテラシーをもたらしている。 アラビア文字の翻字はガンビアとセネガルのマンディンカ語に一般に用いられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ンコ文字」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 N'Ko alphabet 」があります。 スポンサード リンク
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