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バレッタ(Valletta)は、マルタ共和国の首都。ヴァレッタとも表記される。マルタ語ではイル・ベルト(''Il-Belt'' 「都市」の意味)と呼ばれる。人口6,675人(2013年3月現在)〔Estimated Population by Locality 31st March, 2013 . Malta Government Gazette 19,094. Retrieved 11 June 2014.〕。マルタ島東部に位置し、港を見下ろすシベラスの丘の上にある。ホスピタル騎士団 (Knights Hospitaller) の時代以降の多くの建造物が残る。一部の地域では、バロック建築・マニエリスム建築・近代建築・新古典主義建築など多様な建築様式も見られる。第二次世界大戦では戦禍に巻き込まれ、多くの歴史的建造物が被害を受けた。1980年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。 == 市名の由来 == 1565年にオスマン帝国からの防衛に成功した聖ヨハネ騎士団(のちのマルタ騎士団)の総長ジャン・ド・ヴァレットにちなみ命名された。聖ヨハネ騎士団での正式な都市名は、「フミリッシマ・チヴィタス・ヴァレッタ」''Humilissima Civitas Valletta''(最も謹ましやかなバレッタ市)であった。 その正式名とは逆に、バレッタのバロック様式の建築物の美しさや、堡塁・幕壁・半月堡や公園・教会が都市を彩る様から、欧州の上流階級の間では、バレッタは「スペルビッシマ」''Superbissima''(最も高貴な)都市と呼ばれるようになっていった。 のちのイギリス首相ベンジャミン・ディズレーリは1830年8月に、友人ジョージ・ゴードン・バイロンの推薦でバレッタを訪問した。ディズレーリはバレッタを『紳士が紳士のために建てた宮殿都市』と称した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バレッタ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Valletta 」があります。 スポンサード リンク
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