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ヴァーサ州 (、)は、かつて存在したフィンランドの州。1775年から1997年まで存在した。スウェーデン統治時代は、スウェーデンの県として成立しており、ヴァーサ県と名付けられていた。 1775年に、エステルボッテン県 (フィンランド語ではポフヤンマー州)がヴァーサ県とウレオボルイ県 (フィンランド語ではオウル州)に分割され成立した。県名(州名)は、ヴァーサにちなんでいる。 その後、1809年からはフィンランド大公国の州として存続する。1855年にロシア帝国皇帝でありフィンランド大公でもあったニコライ1世が死去すると、ヴァーサの小さな市民グループが、街の名前をニコライ1世にちなんだ名前に変更するように請願書を提出した。ヴァーサの都市名はヴァーサ王朝から採られていたが、僅か15人の市民の提案によってヴァーサの都市名はニコライ (ニコラインカウプンキ ()、ニコライスタッド (、))へと変更された。これに伴い、ヴァーサ州の州名も変更された。しかし、この都市名及び州名の変更は、ヴァーサの市民の多数から支持されず、1862年には多くの市民が都市名と州名を元に戻すように請願書を提出する事態となった。このニコライ1世にちなんだ名前は、ロシア帝国の影響下にあったフィンランド大公国が存続する1917年まで公式に使用された。しかし、市民の間にニコライ1世にちなむ名前は浸透せず、口頭ではヴァーサという都市名、州名が使われ続けていた。 1960年に、東部が中央スオミ州として分割される。 1994年に、州下にポフヤンマー県、南ポフヤンマー県、中部ポフヤンマー県が設立される。 1997年9月1日、州の大規模再編に伴って、トゥルク・ポリ州、中央スオミ州、ハメ州北部と合併して消滅。合併後は、西スオミ州となった。西スオミ州はその後、2010年1月1日に他州と共に廃止され、フィンランドの州の歴史は幕を閉じた。 == 州域の変遷 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴァーサ州」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vaasa Province 」があります。 スポンサード リンク
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