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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ヴァーユ(Vayu)はインド神話における風の神〔蔡丈夫 『インド曼陀羅大陸』 新紀元社〕。梵語ではワーユ()と発音される。その名は「風」の意〔。アニラ(Anila、「風」の意)〔、マールト(Marut、「風」の意)〔、ガンダヴァハ(Gandhavaha、「香を運ぶ者」の意)〔、パヴァナ、プラーナとも呼ばれる。『リグ・ヴェーダ』ではインドラ神と密接に結びつき、三界(天・空・地)のうち、空界をインドラとともに占める。『リグ・ヴェーダ』にはワーユの他にもワータという風神が登場しているが、ワーユのほうがより擬人化が進み、讃歌の数も多い。イランにおける風神ウァユ(ワユ)にあたり〔山北篤 『西洋神名事典』 新紀元社〕、語源を等しくすることから、インド・イラン語派に共通の古い風神に由来すると考えられる。時代とともに宗教的地位は低下したが、『マハーバーラタ』の英雄ビーマや、『ラーマーヤナ』の猿将ハヌマーンはワーユの息子とされ、いずれも風神の化身と呼ぶにふさわしい活躍を見せる。 仏教に取り入れられて風天となった〔。 また、ワーユはインド哲学の五大要素(パンチャマハーブータ)の一つであり、その意味は「風」、「空気」あるいは「気」である。 余談だが、かつて東日本フェリーおよび津軽海峡フェリーが所有していたフェリー『ばあゆ』の名称は本項目に由来する。 == 出典 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴァーユ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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