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ヴェスト・ポケット・コダック : ミニ英和和英辞書
ヴェスト・ポケット・コダック
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ヴェスト・ポケット・コダック : ウィキペディア日本語版
ヴェスト・ポケット・コダック

ヴェスト・ポケット・コダック(''Vest Pocket Kodak'' 、VPK)はコダックのカメラである。
ポケット・コダックより小さく「一般のポケットより小さいヴェストのポケットにも入ってしまうカメラ」との意から命名されたが、日本ではしばしばベスト(''Best'' )と誤解されている。
大量生産で安価だったこと、文字通り小型軽量だったことから1912年発売とともにベストセラーとなり1925年〔『クラシックカメラ専科』p.150。〕までに180万台が販売された。コンテッサ・ネッテルピコレット、六櫻社(コニカを経て現コニカミノルタホールディングス)のパーレット等類似商品が多数販売された〔『現代カメラ新書No.3、世界の珍品カメラ』p.82。〕。単玉レンズを使用しているモデルを日本では「ベス単」と俗称する。すなわち「ヴェスト・ポケット・コダック > ベス単」であって「ヴェスト・ポケット・コダック = ベス単」ではない。127フィルムを使用し4×6.5cm判で、このフォーマットが「ベスト判」と呼ばれる起源となった。
== 製品 ==
レンズは1群2枚メニスカス単玉72mmF11、ダルメイヤーの2群4枚ラピッド・レクチリニア(''Rapid Rectilinear'' 、RR)72mmF8、自社製4群4枚コダック・アナスチグマットF8、4群4枚コダック・アナスチグマット84mmF7.7、4群4枚コダック・アナスチグマット84mmF6.9等多種が知られている。イギリスコダックはテッサーなどアメリカ本社のカタログにもないレンズを独自に装着して販売していた。
*オリジナルモデル1912年発売) - 光沢のあるエナメル仕上げで「ツル単」と俗称された〔『現代カメラ新書No.3、世界の珍品カメラ』p.83。〕。後次第に結晶仕上げの個体が多くなり、最終的には全て結晶仕上げとなった。シャッターはT、B、1/25、1/50秒。
*スペシャル1914年発売) - ゲルツイカコンテッサ・ネッテル等の類似商品が優秀なレンズをつけて来たのに対抗し、コダックがレンズ部門を作って製造したコダック・アナスチグマット84mmF8レンズを装着したモデル。これは優秀なレンズながら間もなく製造中止になったものの、その後コダック・アナスチグマット84mmF7.7つきが発売されかなり長期間販売された。
*オートグラフィック1915年発売) - カーボン紙を挟んであり鉄筆でフィルムにデータを書き込めるオートグラフィックフィルムに対応した。レンズはコダック・アナスチグマット72mmF7.7。
*モデルB1925年発売) - ヴェスト・ポケット・コダックを称するがオリジナルモデルとは全く違うモデルである。
*ホークアイ1931年発売) - 高級版。青、緑、赤の各種ボディ−カラーがあった。
*スペシャル

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヴェスト・ポケット・コダック」の詳細全文を読む




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