|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 州 : [す, しゅう] (n) sandbank
ベラクルス州 (Veracruz de Ignacio de la Llave) は、メキシコ合衆国の31の州の一つで、メキシコ湾の西岸、タマウリーパス州の南隣、タバスコ州の北西、北緯17°10' から22°38'、西経93°55' から98°38'に位置する南北方向に細長い州である。面積は、 72,815km²で、メキシコで11番目であり、2010年センサスで州の人口は7,638,378人でメキシコで3番目に人口の多い州である。〔Censo de Población y Vivienda 2010 スペイン語〕 気候は、海岸沿いでは、高温多湿であり、やや内陸の丘陵地帯は、多湿であるが涼しくなる。プエブラ州、イダルゴ州、オアハカ州との州境に近い山岳地帯は、やや寒冷で多雨である。 6月から10月にかけては、カリブ海などで発生するサイクロンの影響を受ける。 州のフォーマルな名称は、「Veracruz de Ignacio de la Llave(イグナシオ・デ・ラ・ジャベの聖十字架)」あるいは、短縮して「Veracruz-Llave」という。州の名称が、単なる「Veracruz」になったのは、フランスがメキシコに侵攻していた1863年に、将軍イグナシオ・デ・ラ・ジャベが亡くなったときからである。 ベラクルス州には、210の自治体があり、住民の80%は、メスティーソで、20%がインディヘナである。山岳地帯でも山頂に近い場所へ行くと、貧しいインディヘナの人々に出会うことがある。工業化された港湾都市のベラクルス、オリサバ、コアツァコアルコスと対照的である。 ベラクルス州は、先古典期には、オルメカ文明の中心部にあたり、州南部には、サン=ロレンソやトレス=サポーテスなどの祭祀センターが築かれ、繁栄した。古典期に入ると、州南部では、トレス=サポーテスに加えて、セロ=デ=ラス=メーサス (Cerro de las Mesas) と呼ばれる祭祀センターが築かれ繁栄した。セロ=デ=ラス=メーサスは、点を1、横棒を5と表示する長期暦の日付けのある石碑で知られる。両方ともテオティワカンの強い影響を受け、円筒型三足土器の出土がみられる。州の中部には、トトナカ文化の中心都市で、「壁龕のピラミッド」で知られる世界遺産の祭祀センターエル・タヒンや笑う土偶で知られるレモハーダス文化が繁栄した。 == 主な都市 == * コアテペック (Coatepec) :植民地時代からのコーヒー生産の中心地 * コアツァコアルコス (Coatzacoalcos) * トラコタルパン (Tlacotalpan) :ユネスコ世界遺産でもある港町 * ベラクルス (Veracruz) :メキシコ湾岸最大の港湾都市 * ハラパ (Xalapa) :州都。博物館で有名なベラクルス州立大学がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベラクルス州」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Veracruz 」があります。 スポンサード リンク
|