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バーモント州(、)は、アメリカ合衆国の州の1つである。なお、州名は日本語では「バーモント」と表記されるが、現地の発音では「ヴァマント」に近い。本項目においては、日本語における慣用表記に従い、「バーモント」という表記を用いる。 == 概要 == アメリカ合衆国北東部、ニューイングランド地方の内陸に位置し、西部をニューヨーク州、東部をニューハンプシャー州、南部をマサチューセッツ州、北部をカナダ・ケベック州に隣接する。西のニューヨーク州との境界の半分はシャンプレーン湖である。面積は、全米50州のうち45位。人口608,827人は、ワイオミング州に次いで全米で2番目に少ない。州都はモントピリア市であり、人口は8,000人に満たず、50州の州都では最も少ない。人口最大の都市は約42,000人のバーリントン市である〔"Burlington (city) QuickFacts" 2011〕。州内の最大都市として、50州の中ではこれも最少である。バーリントン大都市圏の人口は21万人を超えている。 現在バーモント州になっている地域にはインディアンの主要2部族、アルゴンキン語族を話すアベナキ族とイロコイ族が住んでいた。フランスが植民地化初期にこの地域の領有主張していたが、七年戦争(アメリカ大陸ではフレンチ・インディアン戦争)の終わった1763年に、フランスはイギリスに割譲した。その頃から近くの植民地であるニューハンプシャー植民地とニューヨーク植民地がその領有を争っていた。当時はニューハンプシャー認定地と呼ばれていた。これらの植民地から土地所有権を認められていた開拓者に対し、グリーン・マウンテン・ボーイズと呼ばれた民兵隊が対抗し、独立国であるバーモント共和国を創ることになった。この共和国はアメリカ独立戦争中の1777年に建国され、14年間続いた。13植民地以外では合衆国加盟以前に主権国家だった現在の4州の1つである(他の3州はテキサス州、ハワイ州、カリフォルニア州)。1791年、13植民地以外の最初の州として14番目のアメリカ合衆国の州になった。独立国時代から奴隷制度を廃止しており、合衆国加盟時に奴隷制度を廃止した最初の州になった。 州内にグリーン山地があり、州の多くは、山岳と森林で占められ、愛称は「Green Mountain State」である。自動車のライセンスプレートも緑色である。名産であるメープルシロップの生産量は全米で最大である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バーモント州」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vermont 」があります。 スポンサード リンク
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