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ヴルシェツ
ヴルシェツ(ブルガリア語:、''Varshets'')はブルガリア北西部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。モンタナ州に属する。バルカン山脈西部の北側の斜面、ボトゥニャ川( / ''Botunya'')の渓谷の中にある温泉町である。ヴルシェツは、山地の温厚な気候と美しい景色、広大で保存状態の良い自然公園、そして温泉療養の地として、ブルガリア北部ではもっとも古く、有名なリゾート地のひとつである。町は観光客を受け入れる設備が整えられている。町には2つの温泉センター、ひとつの総合病院、多くのレスト・ハウス、ホテル、民宿などがある。ヴルシェツにはまた、画廊、市博物館、聖ゲオルギウスに奉げられた正教会の聖堂がある。 紀元前2世紀のトラキア人の少年の青銅像が町の近くで見つかっており、ヴルシェツの象徴となっている。現代の町は、古代ローマ時代、ビザンティン時代の町メデカ(Medeca)に起源を持っており、紀元前6世紀にはすでに存在していたことが確認されている。ヴルシェツに町があったことは、16世紀の文献にも確認できる。ヴルシェツで初の公立の温泉場は1910年に築かれ、ダミャン・イヴァノフ( / ''Damyan Ivanov'')によって運営されていた。イヴァノフは、オーストリア=ハンガリー帝国で学んだ温泉学者であった。新しい温泉場は1930年に築かれ、1934年には庭園が整備された。1950年、ヴルシェツは、国家リゾート地に指定された。 == ヴルシェツにちなむもの == 南極大陸のサウス・シェトランド諸島、スミス島(Smith Island)にあるヴルシェツ鞍部(Varshets Saddle)は、ヴルシェツにちなんで命名された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴルシェツ」の詳細全文を読む
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