翻訳と辞書
Words near each other
・ ㅣ
・ ㅤ
・ ㅥ
・ ㅦ
・ ㅧ
・ ㅨ
・ ㅩ
・ ㅪ
・ ㅫ
・ ㅬ

・ ㅮ
・ ㅯ
・ ㅰ
・ ㅱ
・ ㅲ
・ ㅳ
・ ㅴ
・ ㅵ
・ ㅶ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ㅭ ( リダイレクト:ㆆ ) : ウィキペディア日本語版

現在は使用されない古いハングル字母である。呼称にはヨリンヒウッ(、足りないヒウッ)が一般的に行われている。この字母は世祖15世紀中葉)以降には使われなくなった。
== 音韻 ==
訓民正音初声体系では全清喉音に分類されている。しかし、この字母は『東国正韻』(1448年)の漢字音表記のために中国語の子音体系を表す三十六字母全清の字母である影母に合わせて形式的に作られたものであって、朝鮮語音韻体系から作られたものではないと考えられている。このため『訓民正音解例』の用字例からも除外されている。影母とは中国語の漢字音が母音から始まる音節であることを示すゼロ子音であるが、中国語の母音から始まる音節の前には喉頭緊張が見られるので声門破裂音ともされるものである。『東国正韻』で「安()」や「音()」などの漢字音の初声にこの字母が用いられているが、実際はと差異がなかったのではないかと考えられる。
また単体や終声でも用いられたが、独立した音韻として用いられることはなく、終声ではとともに「」という形で使われた。その用法には以下のようなものがある。
#冠形格促音:名詞と名詞が修飾関係にあることを示すために用いる。漢字語では「虚字」のように母音で終わる語と無声音で始まる語の間に置かれた。固有語ではという形で終声の//と//という初声で始まる語を結んだ。
#用言の連体形:用言の連体形を表すの後ろでという形で使われ、次の音が濃音であることを示した。
#以影補来:朝鮮漢字音では中国中古音入声が//で現れる。このため東国正韻漢字音では漢字本来の中国語音が//の音であることを示すためにという形で表記された。例えば日 、月  などの終声がで表記された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ㆆ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.