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一〇〇式擲弾器(ひゃくしきてきだんき)とは日本軍が制式化したライフルグレネード放射用の兵器である。 == 概要 == 1940年(昭和15年・皇紀2600年)に採用されたこの擲弾器は、手榴弾を専門に放射するための物であり、他の榴弾や対戦車能力を有する砲弾を発射するようには設計されていなかった。取り付けても小銃の機能や射撃精度には影響が出ない。 ヨーロッパの戦闘において擲弾器は大きな効果を上げており、日本でもこの種の兵器の研究が望まれていた。従来日本陸軍では擲弾器と同様の兵器として村田銃改造の擲弾銃を装備していたが、これは大型で、また弾薬も弾底にロッドの付いた扱いにくい榴弾であった〔佐山『小銃』155頁〕。 昭和14年2月、陸軍技術本部により研究開始。5月に試製完了。実弾および空包を使用する二種が作成されたが、空包の使用は弾薬輸送の都合上不都合であるとされたため、研究は実包を使用する物のみに絞られた。射撃試験等を経て11月に実用試験を開始。実用に適するとされ、仮制式制定された〔佐山『小銃』156頁〕。 さらにこの後にも改修が続けられた。昭和16年7月、改修。昭和17年2月、口径7.7mm用の擲弾器を全て6.5mm用とするよう改修。しかし、対戦車能力を欠く本擲弾器は、後継のタ弾を使用する擲弾器と比較して魅力のある兵器ではなくなっていた〔佐山『小銃』157頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一〇〇式擲弾器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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