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一の川(いちのがわ)は、五島列島の福江島中央部を南から北へほぼ縦断し、北岸の河務湾(岐宿湾)に注ぐ二級河川である。一の河川(いちのこがわ)とも呼ばれ、上流域は二里木場川と呼ばれる。 福江島では西に並んで流れる鰐川を上回る最大の川で、延長15.3kmは長崎県内の川で第6位である。流域は全て長崎県五島市に属する〔長崎県土木部河川課 ながさきの水辺 2014.4.22閲覧〕〔『角川日本地名大辞典 42 長崎県』1987年 ISBN 9784040014203〕〔草野正一, 1984. 一の川, 『長崎県大百科事典』長崎新聞社〕。 == 地理 == 福江島南部の富江地区にある犬山瀬(標高360m)北東側斜面を水源とする。川は北へ流れ出し繁敷(しげじき)の盆地に入るが、ここには昭和53年(1978年)に繁敷ダムが完成した。 繁敷ダムを流れ出した川は山間部に谷を作りながら北へ流れ、二里木場、雨通宿(うとじゅく)を通過する。雨通宿までを「二里木場川」、以降を「一の川」「一の河川」と呼ぶ。 福江の西にある大曲で名の通り大きく蛇行する。なおも丘陵地の間を北へ流れ、岐宿地区東部の河務湾へ注ぐ〔〔〔。 川沿いに田畑もあるが、周囲には自然が多く残り、ゲンジボタルやカジカガエルの生息地もある。上流部は長崎県道27号福江荒川線および長崎県道31号富江岐宿線、下流部は国道384号が並走、河口付近で長崎県道162号河務福江線が分岐する。また、中流域の五島鉱山ではろう石、ダイアスポアが採掘されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一の川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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