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一一五検見 : ミニ英和和英辞書
一一五検見[いちいちごけみ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いち]
  1. (num) one 
一一 : [いついつ]
  1. (adv,n) one by one 2. separately
: [ご]
  1. (num) five 

一一五検見 : ウィキペディア日本語版
一一五検見[いちいちごけみ]
一一五検見(いちいちごけみ)とは、江戸時代上野国高崎付近でおこなわれた検見法である。「田別検見」とも言われる。
== 概要 ==

*籾1升から米が7合3勺とれるものとして、これに五公五民の租率で課税したものである。これは「四六の延(のべ)」といい、普通10石の取米であったのに対して、さらに延米4石6斗を加徴して14石6斗賦課という重税をとりたてた。
*この検見は、有毛検見(ありげけみ)と同様に、立毛を検分し、田ごとに有籾のとおりに合毛付をなし、上・中・下にわけ、根取法によって勘定のうえ増減をたてた。
*総籾数が決定すれば、その石数を115で割り、延米の加わった納米俵数がただちに算出される計算で、この場合、延米は本米1石につき4斗6升、俵入は4斗2升である。例えば田1町3段3畝10歩(4000歩)に対して、1坪籾1升の収穫とすれば、総額は40石となり、これを7合3勺摺とすれば米29石2斗となる。これを五公五民でわければ、取米は14石6斗となり、これを4斗2升俵とすれば納米34俵7分6厘2毛となる。また籾40石を115で除しても34俵7分8厘2毛となる。
*後者の計算は、前者と2厘の差があるが、これはもともと115の法は端数を切り捨てたものである(後述)から、相違を生じる。
*一般的なもののように5合摺五公五民の法とすれば、籾40石の取米は10石となる。これに延米4石6斗をくわえれば14石6斗となり、すなわち115の取米となる。
*もっとも、延米の制は他地方にもあったが、その場合の延米は非常な高額で、他と比較してはるかに重税となっていた。これを「一一五」というのは、籾摺の法七三をもって1俵の米数4斗2升をわり、さらにこれを五公五民の5で除すれば、115.06強となるからである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「一一五検見」の詳細全文を読む




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