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『秘密集会タントラ』(ひみつしゅうえタントラ。Guhyasamāja tantra、グヒヤサマージャ・タントラ)とは、仏教の後期密教経典群、いわゆる無上瑜伽タントラに分類される経典の一つである。 == 概要 == 後期密教経典(無上瑜伽タントラ)群の中では、最も早期に成立した『幻化網タントラ』(マーヤ・ジャーラ)に次いで成立したものとされ、成立時期は8世紀後半と推定されている〔『秘密集会タントラ和訳』、pp. 250-251。〕。 多数のサンスクリット写本が現存しているが、チベット語訳は11世紀初頭のリンチェンサンポとシュラッダーカラヴァルマの共訳が「チベット大蔵経」に収録されている。漢訳は、11世紀初頭の施護三蔵訳『一切如来金剛三業最上秘密大教王経』(大正蔵885)があるが、世俗倫理に反する記述を当時の風俗にあわせて積極的に省略・改変した箇所や、無上瑜伽タントラの理解が浅いことによる誤訳も多く、そのため抄訳として扱われ今日では学術的にはあまり高く評価されてはいない〔『秘密集会タントラ和訳』、pp. 248-249。〕。 一方、チベット仏教の最大宗派でもあるゲルク派では、宗祖であるツォンカパ大師がチベットにおいて厳しい戒律を復興すると共に、この『秘密集会タントラ』を最高の密経典として評価したこともあって、とりわけ重視されている。 加えて、ネパールでは「九法宝典」(Nine Dharma Jewels) の一つに数えられている。 なお、現在の日本ではインド仏教やチベット仏教が「戒律仏教」であることがきちんと紹介されておらず、日本仏教には明治期の「廃仏毀釈」以来、正式な戒律を保つ僧侶も存在しないことから、未だに「オウム事件」以来のチベット仏教と、無上瑜伽タントラに関する様々な誤解や社会的問題を引きずっている。 とりわけ現時点では、学問的には未だ三昧耶戒として位置づけられる無上瑜伽タントラの様々な戒律である「無上瑜伽戒」の翻訳や紹介と、無上瑜伽タントラの正しい実践法が全く理解されないまま、単純にサンスクリットの原典やチベット語の原典を直訳し、直訳された原文から修法の意味を類推するという、伝統的な密教の「事相」の面ではおよそあってはならない方法がとられている。本来、日本にとって未知の部分が多いチベット密教の原典の翻訳には、いわゆる顕教の「教相」の面は別としても、チベット密教の伝統を尊重し、その正しい灌頂(ワン)と口唱(ルン)や講伝(ティ)の許しと、無上瑜伽タントラにおける金剛阿闍梨の資格とを必要とするぐらいの最低限度の配慮が必要である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秘密集会タントラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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