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一式装甲兵車 ホキ(いっしきそうこうへいしゃほき)とは、第二次世界大戦に於いて日本陸軍で使用された装甲兵員輸送車。 1941年(皇紀2601年)に一式半装軌装甲兵車と共に制式化され、皇紀の下2桁を取って「一式」と呼ばれる。ハーフトラック形式の一式半装軌装甲兵車とは違い、全装軌式である。 生産は日野重工で行われた。ただし制式化は1941年と早いが、軍が貴重な資源や人員、予算を航空機や船舶に重点的につぎ込んだため、本格的な生産開始は1944年(昭和19年)である。量産された車両は陸軍が決戦場と定めたフィリピンに送られたが、輸送途上で米潜水艦の攻撃により、沈められたものもある。 本車の大部分は海外領土の喪失や輸送手段の欠乏により、ほとんどが内地にとどめ置かれ、本土決戦用に戦車第1連隊に配備された。 本車を含め全装軌式装甲兵車は少なくとも200輌程度が生産されたと思われる〔『機甲入門』 541頁。〕。昭和19年度~昭和20年度の生産数は合計501輌(ホハとホキの生産比率不明)であった〔『主要兵器別生産状況 昭和20年8月31日 陸軍兵器行政本部』 4頁。〕。 姉妹車に後部の架台を物資輸送用に変更した一式装軌貨車がある。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一式装甲兵車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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