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学部(がくぶ)とは、専攻する学問分野によって大別される、専攻領域に従った大学〔代々木アニメーション学院など、大学以外でも一部の専修学校などで学部制度を採用している教育機関も在る。〕〔短期大学の名称の一つとしてよく用いられる「●●大学短期大学部」は学部には該当しない。〕(短期大学を除く)における教育・研究上の組織区分であり構成単位〔「明鏡国語辞典」大修館書店〕〔「広辞苑-第6版」岩波書店〕。また、修士等の大学院レベルの課程に対して、学士レベルの課程を指すこともある。 ヨーロッパにおける後期中世のほとんどの大学のモデルとなった中世のパリ大学には、神学部、法学部、医学部、(arts)の4つの学部()があった。全ての学生は高等学部とも知られていたその他の3学部の1つで教育を続けるために、まず学芸学部(教養学部)を卒業しなければならなかった。これら4学部を設置する特権は、通常大学に対する中世の免許状の一部であったが、全ての大学が実際にそうしていた訳ではない。 「学芸学部」() は以下の7つのリベラル・アーツ(自由七科)からその名をとっている: (文法、修辞学、論理学)および(幾何学、算術、天文学、音楽)。ドイツ、スカンジナビア、スラブおよびその他の大学におけるこの学部の名称は、しばしば哲学部('faculty of philosophy')と文字通り翻訳される。マギステル・アルツィウム(M.A.、、、)の学位はこの教養学部「Faculty of Arts」の名称に由来する。一方、ピロソピアエ・ドクトル(Ph.D.、、、哲学博士)はドイツの教育に起源があり、この学部のドイツ語名称に由来している。 これら日本語において学部と翻訳される日本国外の大学の教育研究組織は学士課程のみならず修士課程や博士課程などの大学院レベルの課程を含むことが多い。大学院レベルと対比して学部(学士)レベルの教育課程、教育研究組織を英語で指すときはUndergraduate (program, school, college) などという。 現代の大学における学部の数は大抵増加している。これは伝統四学部の細分化や、工学あるいは農学といった元々は職業専門学校内で発展した学術分野を大学に吸収していったことによる。 ==アメリカ合衆国における学部== アメリカ合衆国の大学においては、学部段階の教育を行う組織は一つしか設置されていない場合が多く(例:ハーバード大学における)、日本の専門領域に分化した学部にあたる組織は存在しない。ただし日本人にわかりやすいように、各専攻を卒業学部として紹介することがある(例:ハーバード大学を経済学専攻で卒業→ハーバード大学経済学部卒業)。分野ごとの教育研究組織(ロースクール、メディカルスクールなど)は大学院レベルの教育課程しか設置されていないものが多い。日本語ではこれらを法学部、医学部などと訳すこともある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「学部」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Faculty (division) 」があります。 スポンサード リンク
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