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一畑電気鉄道70系電車(いちばたでんきてつどう70けいでんしゃ)は、かつて一畑電気鉄道(現・一畑電車)に在籍した電車。1964年(昭和39年)3月〔「神話の国にベテラン電車を訪ねて - 一畑電気鉄道」 (1992) p.69〕と同年8月〔の二度にわたって、西武鉄道より同社クモハ301形電車を譲り受け、導入したものである。 本項では、70系電車同様に西武鉄道からの譲渡車両である〔「神話の国にベテラン電車を訪ねて - 一畑電気鉄道」 (1992) p.70〕〔「私鉄車両めぐり(34) 一畑電気鉄道」 (1958) p.316〕60系電車(初代)、およびデハ10形電車(初代)・クハ100形電車(3代)についても併せて記述する。 == 概要 == 一畑電気鉄道においては、老朽化した従来車の代替および輸送力増強を目的として〔「私鉄車両めぐり第9分冊 一畑電気鉄道」 (1968) p.90〕、1957年(昭和32年)〔から1964年(昭和39年)〔にかけて西武鉄道より同社で廃車となった中古車両を順次導入した。 1958年(昭和32年)〔から1959年(昭和34年)〔にかけて、クハ100形(初代)など老朽化が著しく進行した木造車体の制御車各形式の代替目的で〔「私鉄車両めぐり第9分冊 一畑電気鉄道」 (1968) p.91〕、クハ1231形電車クハ1232・1235 - 1238〔「全国で働らく元西武鉄道の車両 (下)」 (1969) p.36〕の計5両を譲り受け、デハ10形(初代)11およびクハ100形(3代)101 - 104として導入した〔。西武クハ1231形は西武鉄道の前身企業である武蔵野鉄道が1940年(昭和15年)11月〔「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 1」 (1969) p.73〕に梅鉢車輛および木南車輌製造において新製した3扉ロングシート仕様の制御車であった〔。 次いで1960年(昭和35年)〔から翌1961年(昭和36年)〔にかけて、モハ221形・クハ1221形電車モハ226・228・229およびクハ1221・1223・1230〔「全国で働らく元西武鉄道の車両 (下)」 (1969) pp.34 - 35〕を譲り受けて60系(初代)デハ60形61 - 63およびクハ160形161 - 163として導入し〔、さらに1964年(昭和39年)〔にはクモハ301形301 - 304〔を譲り受けて70系デハ70形71・72およびクハ170形171・172として導入した〔。西武モハ221形・クハ1221形は(旧)西武鉄道が1941年(昭和16年)3月〔「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 2」 (1969) p.64〕に梅鉢車輛において、西武クモハ301形は武蔵野鉄道が1942年(昭和17年)9月〔「私鉄車両めぐり(80) 西武鉄道 1」 (1969) pp.72 - 73〕に木南車輌製造においてそれぞれ新製した、(旧)西武・武蔵野の両事業者における最後の新製車両であった〔〔。 60系および70系はいずれも急行列車運用車両の体質改善〔、および1964年(昭和39年)4月〔「他社へ譲渡された西武鉄道の車両」 (1992) p.235〕の出雲市ターミナルビルの開業に伴う電鉄出雲市駅の新装オープンに際して新設された特急列車への充当を目的として導入されたことから〔〔、譲渡に際しては西武所沢車両工場において西武鉄道(以下「西武」)在籍当時の3扉ロングシート仕様から2扉セミクロスシート仕様への改造を実施した〔〔「私鉄車両めぐり第9分冊 一畑電気鉄道」 (1968) pp.91 - 92〕。また、両系列とも車両番号(以下「車番」)末尾が同番号の電動車・制御車の組み合わせによる半固定の2両編成を組成したが〔、西武在籍当時は全車とも電動車であった70系については、導入に際して半数を電装解除の上で制御車化改造を施工した〔〔。 デハ10形(初代)11は1961年(昭和36年)〔に除籍されたが、その他の車両についてはクハ100形は従来車の制御車として〔、60系・70系は主に特急・急行用車両として〔、それぞれ北松江線における主力車両として運用された〔。その後の後継車両の導入に伴い、60系は1985年(昭和60年)に〔「新車年鑑 1986年版」 (1986) p.172〕、70系は1995年(平成7年)に〔「新車年鑑 1995年版」 (1995) p.100〕、クハ100形は1996年(平成8年)に〔「新車年鑑 1997年版」 (1997) p.186〕それぞれ形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一畑電気鉄道70系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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