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『一絃の琴』(いちげんのこと)は宮尾登美子の時代小説。またはそれを原作としたテレビドラマ。 南国土佐を舞台に、幕末から明治へ時代が大きく変わっていく中で、「一絃琴」の音色に魅せられた二人の女性の生い立ち、確執、半生を描いた物語。小説では前半が苗を主人公、終盤は弟子の蘭子が主人公に据えられているが、ドラマ版では一貫して苗にスポットがあてられている。 第80回(1978年下半期) 直木賞受賞。 ==ストーリー== ===【第1部・幕末編】=== 時は、幕末。土佐藩藩士の娘・澤村苗は、男子の習い事でもある一絃琴を習っていた。 ある日のこと。苗は、一絃琴の師範である大友流月と知り合う。苗は流月の元で、一絃琴の修行を始めた。厳しい稽古だがそれでも苗は彼の元で腕をみがき、それと同時に、次第に流月へ惹かれていく。だがそれもつかの間。流月が不慮の死を遂げた。 流月の一件以来、苗の元には縁談が持ち込まれる事が無くなってしまった。そんなある日。苗は望月健直から告白された。「必ず幸せにする」と言い切り、流月との経緯を知った上でも結婚したいというのだ。それからしばらくの後。苗は望月家へ嫁いだ。 望月家は武門の家柄で、苗は一絃琴を禁じられ姑・清から薙刀の稽古をつけられることに。様子を見に望月家を訪れた、妹・愛子は何も出来ずに立ち去る。 やがて、戊辰戦争が始まり、健直は兄とともに出陣していった。しばらくして、健直は戦死。健直の葬儀が終わり、苗は実家・澤村家へ帰ろうとするが望月家から許しが出ず、そのまま留まることに。1年が経ち、ようやく澤村家へ帰る事になった苗。帰る前に、姑・清に一絃琴を奏でた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一絃の琴」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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