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七里ヶ浜(しちりがはま)は、神奈川県鎌倉市南西部にある相模湾に面した2.9 kmほどの浜で、稲村ヶ崎と小動岬の間にある。日本の渚百選の一つ。また鎌倉市の町名でもある。現行行政地名は七里ガ浜一丁目及び二丁目。また、七里ガ浜東一丁目から七里ガ浜東五丁目。 == 地理 == * 地名の由来は、「稲村ヶ崎と小動岬の間が7里(鎌倉時代、関東地方では6町を1里としていた。)あるからである」というのがこれまでの一般的な説であったが、この「関東里」を用いても、稲村ヶ崎と小動岬との間は7里に満たない。近年、「これは鶴岡八幡宮と腰越の間の距離であり、『浜七里』と呼んだ」という説が出された。密教の「七里結界」に基づくもので、裏鬼門(南西)方向に7里の腰越までが浜七里だという。そして、鶴岡八幡宮の鬼門(北東)方向に野七里という地名が現存する(横浜市栄区)。八幡宮からこの野七里までの直線距離は、関東里の7里に満たない。また、間に険阻な丘陵がある。朝比奈切通しを経由すると若干遠回りになる。これはまだ通説にはなっていないようだが、興味深い説である。 * 背後に三浦丘陵の第三紀層の海食崖を背負い、狭い砂浜海岸に見えるが、いわゆる遠浅の海岸ではなく、海底には海食台が発達する。そのために複雑な波が立ち、サーフィンには適するが海水浴には向かない。また、港湾設置も困難である。 * 中央部に行合川・辷川、東部に音無川・極楽寺川という細流が流入する。極楽寺川河口部付近の砂浜には砂の色が黒い部分があり、砂鉄が採集できる。 * 温和な海洋性気候と風光明媚な景観に恵まれ、保養地として東部には別荘、西部には結核療養所が建ち並び、中央部の行合川の谷には水田や牧場が残っていた。1960年代から丘陵斜面の宅地開発により、戸建て住宅が増加した。1980年代からは中層の集合住宅も見られるようになった。 * 3km弱の海岸線に2校の県立高校が建ち、住宅地開発によって公立小学校も建ったが、公立中学校はないため、住宅地としては成熟段階に至っていない。 * 海岸線に平行して江ノ島電鉄線と国道134号が走り、外部へのアクセスはほぼこれらに限られる。江ノ島電鉄線は単線運転で最大4両編成の車両が12分間隔で運行し、運賃も他の私鉄に比較して高い。また、国道134号も海側には歩道のない2車線道路であり、常時渋滞する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「七里ヶ浜」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shichirigahama 」があります。 スポンサード リンク
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